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【女子のばんそうこう】ガタが来たら見えてきた「女たち」のこと

女子のばんそうこう

 

アラサー読者の皆さんにはちょっとしんきくさい出だしかもしれませんが、どうやら私、更年期症状が出てるみたいなんですよ。

年明けから「これまでの人生でこんな体型になったことないんだが…?」みたいな肥え方をしてることに気づき、「まあコロナ禍で運動習慣も途絶えたし仕方ないか」と思って節制しても一向に改善されないので心配になり、病院で検査しても異常はなし。同時期に手の関節が痛みだし、いつもつけてた結婚指輪が入らなくなる事態に。こちらも「リウマチ!?」と慌てて検査してもリウマチではなし。さらに右目の奥がズキッと痛み出し、これまた眼医者で緑内障の検査をしても異常なし…と、ひと月にいろんな病院をぐるぐるしたのでした。

「じゃあ何なのさ?」とお医者に詰め寄ると、皆さん一様に私のカルテを眺めて「うーん…年齢的なものかもしれませんね」「更年期にはよくあることだね」とおっしゃる。調べてみると更年期症状として挙げられる不調の数は100を下らないらしい。マジかよハードモードすぎるだろ更年期。

 

さいわいホットフラッシュなどは全然ないけど、ここまで己の身体がアンコントローラブルなのは初めてで凹みます。だってこれまでは「デブッたのは己の不摂生。解決策は運動と食制限」みたいに原因と対処法が分かってた。でも今回は「更年期かもね」くらいの雰囲気判定で具体的な解決策がないのがキツい。

よく中年女性がぽよぽよの身体で「全然やせないのよね」「水飲んでも太るのよね」と笑ってる姿、私は長いこと「己の怠慢を言い訳してんなー」くらいに思ってましたが、あれほんとだわ…ごめん。女性ホルモンの減少は想像以上に自分の身体に不調を巻き起こすんだね。

 

さらにしんきくさい話をすすめます。両目1.5から下がったことがなく眼鏡やコンタクトとは無縁の生活を送ってきた私にも老眼の魔の手がしのびより、ついにリーディンググラス(老眼鏡とは言わん)を使うようになったのですが、手元の文字以外は見えるので頻繁に着脱するはめになる。すると若い頃よく見かけた「老眼鏡を頭の上にのせるおじさん」「眼鏡を大村崑のようにずり下げてこちらを見るおばさん」みたいな「年寄り仕草」の意図が非常によくわかるようになった。あの仕草やめりゃいいのにと思ってごめん。あれが一番早くて無駄のない動きなんだね…っていま思ってる。(ここまで書いて大村崑の例えが今は通じないかもしれないと気づいた。「オロナミンC  おじさん」でググると分かるよ!)

【女子のばんそうこう】ガタが来たら見えてきた「女たち」のこと

自分がその立場になると見えてくるものってたくさんあるんだなあと…しみじみ思うのです。自分が実際に体感してみて初めて「こんなにしんどいのか」と分かることが日々増えてゆく。結果、世の中を見る目が少し優しく変わるのは年をとってよかったことのひとつではあります。

 

直接体験はしてないけど、私の場合「母親」や「育児」についての認識も年をとるごとに変わってゆきました。子供のいる友人はたくさんいるけどたまに会って話すくらいじゃ彼女たちのしんどさも日常も見えない。でもネットに投下される母たちのリアルな本音や実態をたくさん見聞きして初めて「こんなに大変なのにこんなに風当たりが強いのか」「でも世間は当たり前に『母性』で乗り越えさせようとしてんのかひどいな」と驚いたのです。同時に自分の母のことを思い出し、母親業の辛さについて何も分かってあげてなかったなあと申し訳なくなりました。

 

若くて身体が元気で身軽で、1人で何でもできた時分には「自分が望んでそうなったんでしょ」「自己責任だよね」「いやならやめれば」「ダサッ」「かっこわるい」「怠慢だね」「みっともない」…そんな言葉で片付けていたことのほとんどすべてに、事情があり、のっぴきならない何かがあり、逃れられないしんどさがあったんだ。今はそう思います。

 

例えば風当たりや偏見が特に強く、社会保障から外されがちな性産業に従事する女性たち。世間的に「スイーツと恋愛とオシャレにうつつをぬかしてる」とか決めつけられがちな若い女性たち。リアルな声を聞こうとせず、勝手なレッテルで位置決めされてる人たちはまだまだいます。そしてそのレッテルを元に様々な制度が決まってたりしてるの、そろそろヤバいと思うんですよね(男性だって同様だけど、社会に軽んじられがちな層を思い浮かべるとどうしても女性が多くなる)。

 

老眼になろうとも、さまざまな人を見る目の解像度は、この先どんどん上げていかなくてはいけないと思う今日この頃です。きちんと見る。声を聞く。知ろうとする。そしてそこにしんどさがあるなら手を差し伸べる。手が届かなければせめて理解を進める。

声が小さければ小さいほど、その人たちのしんどさは大きいのかもれしない。そしてその立場にいつか自分や大事な人たちがなるかもしれない。冷笑したり自己責任論をふりかざしたりするより、まず「気づく」ひとになりたいですよね。

 

 

今日は下に皆さんからのおたよりあります!

 

 

今日のおたより

マッチングアプリで付き合い出した彼がいます。

これは私もいけなかったのですが、付き合った際にお互いアプリをやめず、そのままずるずるお互い続けていました。なんとなく「やめて」の一言が言えなくて、多分それを言って渋られるのがすごく怖かったからなんですが、会えていない時や連絡がない時、他の人と会ってるんじゃ?!と思ってしまい不安だったり、彼に対して信頼度低めの毎日を送っていました(笑)

ですが、ある日アプリのトーク画面をみたら、彼がいなくなっていて、やめたんだ!と思い、自分も退会しましたが、数日後友人からLINEが届き、彼が私をブロックし続けていたことが判明しました。写真も追加したり、ガンガン他を探しているような感じで、私がいても他を物色しているなら私って要らなくない?と思うようになりました。(ぬな)

 

ぬなさんおたよりありがとうございます!

昨今、マッチングアプリで恋人を見つける人はとても増えてますが、ぐぬう…こういう問題もあるんですね。お付き合いが始まった時に2人で「せーの」で退会する、みたいな儀式やるのが正解だったりするのかなあ。とはいえ他の方法で出会っててもマッチングアプリをやることはあり得るわけで、問題は「彼女に隠れてこっそり(しかし積極的に)活動してる」ことですよね。友達を見つけたいだけ!とかなら隠れてやる必要ないわけだし。その時点で信頼度ガタ落ちなのは確かですよね。

いちどぜんぶ彼に話してみてはどうでしょう。ぬなさんが知ってることも、それを嫌だと思っていることも。その上で彼がマッチングアプリとぬなさんのことをどう思っているかをきっちり聞き出す。ちょっと恐いけど本当に「彼女もいるけど他も欲しい」のか、見極めるとこまでいってから、その先の手を考えましょう。(あゆみ)

 

 

あゆみさん、女子ばん楽しく読ませていただいてます。『女の客・女の趣味~私たちはただのミーハー?』でお返事いただいたハナコです。

ザ・ノンフィクション、見てないのですが、女子ばん見て検索してみました。厳しいコメントが多く見るのやめちゃいました。ミナミさん、がんばってお金払って婚活やってみてってすごいなぁと思います。確かに、就活や婚活など自分と向きあうの超しんどいです。私の場合、向き合ったとこで、別にいいことないしって思ってましたが、向き合わざるを得ないですよね…。

以前のおたよりで夫とその家族について書いたのですが、今のところなーんにも良くならず、むしろ悪化しちゃいました。夫に自分の意見を言うとキレだすのが怖いし、嫌になって、言えなくなりました。それはモラハラだから治らないから離れるのがいいけど、決めるのはあなただからね、別れろとも言えないと、県の女性相談で言われたものの、もう自分がどうしたいかわからなくなっちゃって。夫がもう少し対等に扱ってくれて、私も言いたいこと言いたいっていうのが理想ですが、それは難しいことわかってます…自分と向き合うのが苦しいです。私にとってはしんどい夫も子どもの前では良い父っぷりなので、また悩んではぐるぐるしてます。父母仲良しのフツーの結婚生活が私にはできないと認めるのも、自分と向き合うのもしんどいです~っていうおたよりでした。(ハナコ)

 

ハナコさんおたよりありがとうございます!

なるほど事態は悪化してるんですね…(悲)好きで結婚した大切な相手を対等に扱わずナチュラルに追い詰めるってほんとどういうつもりなんだろう。私が代わりに夫さんと対決したいくらいですわ。向き合うのしんどいーと書いてるけど、ハナコさん向き合ってますよ。県の女性相談に持ち込んでいるのは、あきらめず向き合ってる証です。本当にえらいと思う。

モラハラってDV同様、(物理的な攻撃じゃないから目立たないけど)家族に傷をつけ続ける暴力だと思うんですよ。少しずつ確実に、相手の自己肯定感や幸福感を削り取っていく。仲良い暮らしをあきらめさせる。それ自体、ひとの人生を破壊する行為ですよ。今はハナコさんだけにですが、この先成長したお子さんにそれが向かわないとは限らないです。私はあえて「とっとと別れちゃえ」って言います。なぜならハナコさんはそれに耐えて生きる必要が一切ないから。もったいないもん。もっと平穏で楽しく暮らせるもんハナコさん!

でももしまだ悩むなら、話を聞いてくれる人たちにたくさんたくさん相談してみるといいと思う。そうしているうちに何らかの道が開けるかもしれない。1人で悩むのだけは、やめてね。(あゆみ)

 

「女子のばんそうこう」にお便りください!

コラムに対するご感想、ご意見、共感、お悩み、相談、私の恋愛事情、男について女について、こんどうあゆみへのメッセージ…どんなことでもOKですのでお気軽にどうぞ!
(おたよりは掲載する場合もありますのでペンネームを添えて下さいね)

 

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この記事を書いたライター

広告会社コピーライターからなぜかダンサーに転身、その後IT企業でライター&クリエイティブディレクターとして勤務。共同購入「ギャザリング」やブランド買い取り「ブランディア」の名づけ親。2000年から「広野ゆうな」のペンネームでメルマガやブログを書き続け、ごく一部でコアな人気を博す。現在はフリーでライティング、ネーミング、コピー、コラム、振付など手がける。Blog: 「フーテンひぐらし」 Twitter: @HironoYuna