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【女子のばんそうこう】こんな時代を生き抜くために…私たちの心得

女子のばんそうこう

 

みなさん元気ですか?元気に過ごしてますか?私は身体的には元気でモリモリ食ってますけども、あの日以来どうにも気持ちが上がらずモヤモヤしてる日々です。あの日というのはもちろん7月8日です。みなさんの中にも同じような気持ちの人、多いのではないでしょうか。

元首相銃撃、2日後に参院選、そこから連日のカルト宗教報道。この7月は誰もが政治について否応なしに向き合わされる月になった気がします。

それぞれの事柄について思うことは山ほどあれど、今ここでは論じません。かといってスルーもしたくない(するのが難しい)。もちろん私たちの毎日には「目の前のやるべきこと」がたくさんあります。でもそれは今回のあれこれと分離されたものじゃなく、全て地続きだと思ってます。

というわけで今回は、こんな時代に振り回されず暮らすため、心に留めておきたいことを挙げてみたいと思います。

 

★引きずられない

私たちが浴びる情報の量は膨大だけど、これからは「見極めと取捨選択」がより大事になってくるなあと感じます。「実家に帰ったら親が変な動画を見まくってネトウヨになってた」「友人が陰謀論や行き過ぎたスピ系にハマッた」とか笑えない話をよく聞くけど、私たち自身も気をつけないとです。TVや新聞の言うことは本当かというと全くそんなこたぁないし。一見まともに見えても、発信側の意図によって物事は編集され独自解釈され時にぼやかして伝えられる、というのは肝に銘じておかないといけない。

メディアだけでなく「権威がありそうな人(肩書きがある人、専門家、大局を見てるっぽい人)」の言うことも鵜呑みにしない方がいいし、「大勢の人が賛成してるなら悪いものではないだろう」というのもまあまあ危険。これはもう自分自身で慎重に選び取るしかないです。

 

★日頃からよく見る

では判断力をどう磨くか。もちろん自分の信条をもとにすればいいけど、そこまで確固たるものがない場合、やっぱり「日頃から誰が何を言い、どういう活動をしているかよく見ておく」ことですよね。特に政治家やインフルエンサーはそう。

人々の話をちゃんと聞いて取り入れているか。自分のことばで話しているか。嘘や隠しごとをしていないか。イベント時だけ耳ざわりのいいことを言ってないか。何を大切にしていて、何を軽視しているか。「女性や子供やマイノリティなど、社会的に立場の弱い人たちをないがしろにしてないか、差別してないか」というのも大事なポイントですよね。こればっかりはぼんやりしてると入ってこない。日頃から厳しめの視線でチェックしときたいです。

【女子のばんそうこう】こんな時代を生き抜くために…私たちの心得

★黙るのをやめる

人はそれぞれに信教もイデオロギーもあるので「他人のそれをむやみに詮索したり頭ごなしに批判したりするのは良くない」というのは、人づきあいの上で確かにあります。でもそれがいつのまにか「公の場で政治と宗教の話をするのはタブー」みたいになってた。その結果が今なのかも。

でももはや「黙ってる方が上品で得策」という時代ではなくなりました。だって皆が黙ってるうちに賃金は上がらず税金は上がり、ジェンダーギャップ指数は先進国で最下位。おまけにカルト宗教と与党ががっちり結びついてたなんて。私たちはいい加減、政治について発言し政府に口を出さねばならんのです。批判は悪口じゃないし議論は喧嘩じゃない。政治について話すことは禁忌じゃなく生活の当たり前なのです。

 

その他にも、特定のところに依存したりひとつの考えに凝り固まらないよう「色々なコミュニティに所属しておく」「相談できる人、語れる友人は複数持っておく」というのも大事なポイントかもしれません。

「ステートメント宣言。」という私の愛読書の中に、こんな一文があります。

 

 受け手の知性をみくびる人ほどメッセージを単純化しようとします。

 

主に広告コピーなどことばをつくる人向けの本なので、そういう仕事をする人間として心に刻んでおかねばならないことですが、同時にこれは「メッセージを受け取る側が注意しておきたいこと」でもあります。

家族の絆とか女性活躍とか日本を取り戻すとか守るとか、聞こえはいいけど実体がよくわからん言葉。前向きに聞こえるけど無責任な言葉。または敵でもない人を敵だといい、対立構造を作り出す言葉。そういうものに安易に頷かないようにしましょう。

 

私たちはちっぽけだけどバカではない。決して誰かにみくびられていい存在じゃない。だからいつだって、目をかっぴらいて口は閉じず、「口うるさくめんどくさい(だから、ないがしろにできない)くっきりした個人」で暮らしましょう。

 

 

出典:  岡本欣也(2021)「ステートメント宣言。」宣伝会議

 

 

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この記事を書いたライター

広告会社コピーライターからなぜかダンサーに転身、その後IT企業でライター&クリエイティブディレクターとして勤務。共同購入「ギャザリング」やブランド買い取り「ブランディア」の名づけ親。2000年から「広野ゆうな」のペンネームでメルマガやブログを書き続け、ごく一部でコアな人気を博す。現在はフリーでライティング、ネーミング、コピー、コラム、振付など手がける。Blog: 「フーテンひぐらし」 Twitter: @HironoYuna