ワーキングウーマン2万人以上の恋愛や婚活、結婚をテーマに取材・執筆してきた私は、今年から婚活中の女性だけでなく、婚活男性を取材したり、結婚関係者から情報を聞いたりなどの機会が増えました。その中にはおそらく婚活女性たちが知らないであろう男性の本音も混じっています。婚活する男性のリアルな声を反映しながら、一生添い遂げたい人を見つける5つの方法を伝授します。
「恋は盲目」という言葉にあるように、人は自分の憧れや妄想や思い込みで、相手の像を描きます。でもそれは自分の鏡に、自分が望んでいる相手を映し出しているにすぎません。恋の始まりは、自分の鏡に映る相手にうっとりするだけで幸せな気分になりますが、結婚はそうはいきませんね。自分の鏡だけではなく、相手の鏡に映る自分と互いにすり合わせて、現実を見つめて協力し合うことが、幸せになる結婚生活への第一歩なのです。
恋愛から結婚に至るカップルは、電撃婚を除いて、ある程度の時間をかけて、相手を知りますから、気になる点を改善しあったりしています。理解が深まるにつれて、二人は結婚を前提に今後のビジョンを話し合いますね。そのため信頼がますます深まります。
また友達の紹介やお見合いなど、結婚を前提とした交際からやがて結婚へと向かうカップルも、互いの価値観を認め合うことによって、短期間でもゴールインしています。
結婚生活が長続きするために、結婚前は次のことをチェックしましょう。
1. 彼はケチ男?それとも浪費男?
結婚後にわかってしまうと、なかなか修復しにくいのがケチな男に対する不平や不満。しかもケチ男性は、度を越した節約を当たり前に強いります。つまりそれが彼の価値観なのです。結婚前に金銭感覚を確かめておくべきですね。
金銭感覚の目安は、家やマンションなど大きな買い物。家を購入するからといって、極端な節約を提案してくる男性は要注意です。また外食やプレゼントで使う金額が、極端に低い場合も同様です。
さらに割り勘を強いる男性は、一生割り勘で通します。妻が妊娠中も出産の時も、生活費や出産にかかる費用も割り勘という男性もいます。ケチ男の子どもを産んでから後悔する前に、見抜いておくことが大事ですね。
また結婚前はご馳走してくれたのに、結婚してから「外食はもったいない」と家で食事を強いる男。これは事前チェックが難しいですね。結婚前に夫婦の財力源を彼に握らせないと約束しておきましょう。
ケチ男とは逆に、浪費男も困りものです。趣味に多額のお金を費やす男性もいますから、結婚前は「財務大臣は妻」と決めて、お金の管理を担いましょう。
結婚は男女の共同生活。金銭感覚が合わないと、ぎくしゃくして離婚へまっしぐらになってしまいます。要注意ですね。
2. 彼は本当に高収入なの?
高学歴でハイスペックな職業の男性のすべてが、高収入とは限りません。医者でいえば、大学病院勤務と一般病院、開業医と、所属や働き方によって、年収に格差が生じます。
また弁護士といっても、法人相手の法的な書類を作成する高収入弁護士から、いわゆる「まちべん」といわれる地域社会で開業している弁護士や、経済的な余裕に乏しい庶民を助ける法テラス弁護士は、高収入とはいえません。
ある高学歴の弁護士男性は、ハイスペックというだけで近づいてくる女性を警戒するようになったといいます。
30代アラフォーの時に1年ぐらい付き合った女性は、アラサーの事務員。年収300万円の彼女にとって、高学歴弁護士と結婚することで、経済的に恵まれると期待していたそうです。
ところが年収の上限と下限の差が大きいこの弁護士は、「年収を期待されるのは困る」と悩み、その女性とはいつの間にか自然消滅をしてしまったそうです。
私がその弁護士に「年収500万円以上の女性は、男性に高年収を期待しない傾向にある」と伝えたら、パッと顔が明るくなりました。収入が不安定な彼こそ、経済的にも精神的にも自立した女性を求めていたのですから。
人生には何が起こるかわかりません。相手が倒れてしまったら、私が養ってあげる!ぐらいの気概と愛情を持っていれば、どーんと前向きに結婚できますね。
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