言葉というのは難しく、決して悪気はないのに相手を傷つけてしまうことがあります。最も、異性からの言葉で傷つくと言えばそれは女性を連想しますが、男性だって例外ではありません。
男性も女性から言われた何気ない一言で傷つくことがあり、その一言がきっかけで女性に対する印象や自分への自信に悪い影響をもたらしてしまいます。中には、女性なら言われて嬉しくても男性の場合は嬉しくない言葉もあり、言葉にもまた「男と女の違い」という難しさがあるのです。
褒め言葉のつもりが褒め言葉にならないケース
女性としては男性を褒めたつもりでも、男性からすればそれが褒め言葉にならないケースがあります。女性は気になる男性に対して、褒め言葉を使って男性の気を惹こうと考えることがありますが、男性が何を言われて嬉しいか?…そのパターンは女性の場合と異なります。
このため「自分が言われて嬉しい」を理由にその言葉で男性を褒めても、男性からすればむしろ傷ついてしまうこともあります。
(1)「細い!」
スレンダーでスタイルの良い男性に対しての褒め言葉ですが、多くの男性はストレートに「細い」と言われるのを嫌います。と言うのも、男性の場合は「細い=弱そう」とイメージする傾向があるからです。
極端に言ってしまえば、男性からすると自分が細いと言われることは自分がガリガリで弱そうと言われているに等しくなるわけで、女性にそれを言われてしまうとショックです。
(2)「かわいい!」
年下男性に対して言いがちな褒め言葉です。男性の仕草に対してかわいさを感じることがありますが、だからと言って「かわいい」と伝えるのは止めた方が良いでしょう。
男性からしても女性の言い方ことは分かりますが、それでも「かわいい」はどこかバカにされている印象を受けますし、特に女性を引っ張りたい性格の男性なら屈辱とも思える言葉です。仮に甘えるのが好きな男性だとしても、「かわいい」で嬉しく思うかは微妙です。
2. 本当のことでも言ってはいけない言葉
例え本当のことだとしても、それを男性に言ってはいけない言葉があります。この場合、まず考えてほしいのがその言葉を言うことのメリットの有無です。と言うのも、メリットがあれば言っても良いですが、メリットがなければ敢えて言う意味はないですからね。
こうした言葉をLINEで言ってしまうケースは少ないですが、一方でなぜか直接会話した時には言ってしまいがちな傾向があるので注意しましょう。
(1)「ちょっと給料が少ないよね」
いわゆる収入の少なさをチクリとつつく言葉です。そもそも収入の少なさは男性も自覚しているでしょうし、それについて男性がいくら不満に思ってもどうしようもない問題です。そう分かっているからこそ、それを女性に言われると傷ついてしまいます。
転職を考えている男性の背中を押す目的の場合はともかく、そうでなければ収入の少なさについて男性に意見するのは止めた方が良いでしょう。
(2)「元彼と行ったことあるよ」
男性とデートの場で、もしくはデート先を決める上でつい言ってしまいがちなセリフです。このセリフに限らず、元彼の話題をすると男性は女性がまだ元彼を好きなのでないか?…そう考えてしまうイメージがありますよね。
だからこそ、完全に元彼との縁が切れていれば何の問題もない話題に思えるかもしれません。しかしそれは間違いで、例え元彼との縁が切れていても、一緒にいる女性が元彼の話題をするだけで男性は不快です。
まとめ
このような問題は単に誤解や言葉の受け取り方が原因ですから、女性が一言謝る、もしくは誤解を解けば深刻な事態にはなりません。しかし、悪気がないからこそ女性も謝ることに抵抗を感じるため、実際にはお互い雰囲気が悪くなってしまうケースも珍しくありません。
では、どうすればこのような言葉の問題が起こらないのか?…正直その対策は難しく、本当に注意するなら会話するたびに言葉を選ばなければなりません。しかしそれでは会話を楽しめないため、こうした問題が起こった時には一言「ごめん!そんなつもりじゃない!」と素直に謝れる自分になることが一番です。
written by Ryuka