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2016年05月27日更新

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第二十八回目。

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第二十八回目。会いたくない人からの誘いは、やはり無視に限ります。というお話。

それでも恋がしたいんだ

数日前、夜中の3時に電話が鳴った。ベッドからもぞもぞ手を伸ばして携帯を見ると、液晶に表示されているのは、登録されていないけど何となく覚えている番号だった。

通話ボタンを押さずにそのままにしていると、しばらくして電話は切れた。

もうずっと、その人からの電話は無視している。昔は好きだったけど、今はもう好きじゃない人。

私は彼のことが好きだったけど、彼には彼女がいて、私はフラれた。

その彼からの夜中の電話。まあきっと酔っていたんだろうけど、まだ私が自分のことを好きだとでも思っているのかしら。

まったくもう、「ナメんじゃねえ」の一言でも言ってやりたいけれど、まあここはやはり無視に限ります。

 

以前、知人女性が食事の席で「彼に別れたいって言ってるのに、なかなか別れてくれないんだよね。あ、また彼から電話だ。ちょっとごめんね」と中座しました。

ずいぶん長いこと電話をしてから戻ってきた彼女は「もう本当にしつこくて」と言いました。私が「電話、出なきゃいいじゃん」と言うと「だってかかってくるんだもーん」と彼女は肩をすくめました。

ああ、モテない人間の典型的タイプ!

自分から引き寄せているくせに、まるで自分がモテているかのように勘違いする人!

 

会いたくない人からの誘いは、やはり無視に限ります。

言葉で思いを伝えるよりも沈黙に勝るものはなし。と言いつつ、自分がやられたらどうだろう?と思った時に、その昔、別れた彼に、酔って何度も電話をしたことを思い出しました。ああ!やってることが一緒じゃないか!

私も同様にずっと無視されていたので、どうせ出るはずないと思って電話をしたら、「もしもし」と彼が出たもんだから、まあびっくり。思わず「何で出るのよ!」と厄介な女全開でありました。

 

一度、無視を決めたら初志貫徹。

それが相手への優しさってもんでもあります。

だから冒頭に書いた彼からの電話に出ることはこれからも絶対にありません。

でも、かかってくると心のどこかで少し嬉しかったりもします。

ああ、私って本当に厄介な女だなあ!


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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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