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2016年07月08日更新

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第三十一回目。

それでも恋がしたいんだ

読んでいた小説にすごく強引な男がでてきた。

主人公の女は少し腹を立てながらも、結局は男に言いくるめられる形で彼の欲求に応えてしまう。それを読んでふと、最近、強引な男が少なくなったなあと思った。

 

前にコラムでも書きましたが、NYでデートをした男性がいました。

最初に話しかけられた時、私は冷たく彼をあしらいました。

彼は去って行きましたが、美術館のベンチに腰かけている私を見つけて再びやって来ました。誘いを断り続ける私に対して「本当に美味しいレストランなんだ」「食事だけでも」「日本語を勉強してから行くよ」と諦めない彼。

強引だなあと思いつつも、NYでずっと一人だった私は「じゃあ食事だけ」ということで翌日に彼と待ち合わせることになったのです。

ここ最近知り合った男性はみな穏やかで優しくて気遣いができるけど、強引さとは無縁。

食事を終えて「もう一軒行く?」という問いに「うーん」と難色を示すと、すぐに引き下がります。彼らは絶対に粘りません。

こちらを尊重しつつも、自分が傷つきたくないんだろうなとも思います。粘って粘って、玉砕というのはイヤなんでしょうね。

 

明らかに好意をもっているのに「好きです」とか「付き合ってください」とか、決定的な言葉を絶対に言わないのも自己保身。

なあなあでなんとなく付き合っている感じにもっていけたら、という魂胆がみえみえで、白黒つけたい私としては、そんな男性に魅力を感じるはずもないのです。

この前も数人で食事をしていた時に、居合わせた年下の男性が27歳だと知って、私が「10歳も違う」と苦笑いすると(正確には11歳。サバよんだ)、彼が少し真剣な顔で「10歳しか変わらんやん」と私を見ました。

まったく興味がない男の子だったけど、その瞬間はドキっとしましたよね。

やはり男は優しさと気遣いだけでは物足りない。強引な男性求む!なのであります。

 

しかし、一説には強引な男がいないなあと思うのは『強引にされるほどの女じゃない』ということであるのかもしれません。仕方がない。こっちから強引にいくしかないな!待ってろ、野郎ども!


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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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