このコーナーは、美輪明宏さんの公式サイト「美輪明宏 麗人だより」の人気コーナー「本日の処方箋」から出張していただきました。美輪明宏さんからあなたへのメッセージをお届けします。
〜ダメなものはダメの覚悟を持つのも礼儀〜
恋愛の最初に相手を観察することと同じ位大切なことは「ダメなものは何をやってもダメ」の諦めの覚悟を持つことです。
なぜ相手の観察が大切かというと、あなたが相手を好きでも、相手はムリかもしれない。
相手からすれば、勝手に好きになられ、何度も愛情を押し売りされることが迷惑なことが当然あります。
相手にしてみたら「自分はスシが食べたいのに激辛カレーを押し付けられている」状況と変わりはありません。
ストーカーです。
世の中には無責任に「本当に愛した人からは必ず愛される、崇高な想いは成就する」などバカな世迷言を口にする人がいるようですが、そんなに現実は都合よくはありません。
人には皆、好みや事情があります。
相手を観察し、まず自分には全く芽がない恋とわかったら、自分が傷ついたり、取り返しのつかない事になる前にサッサと「ダメなものはダメ」と諦めましょう。
はじめから「君子危なきに近寄らず」と近寄らないことです。
互いに犯罪者にならないためにも。
地球には六十億以上の人間が居ます。
次をアタッてみましょう。
「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」と云いますから。
【この記事も読まれています】