「私、絶対に30歳までに結婚したいなと思っているんです!ドレスが似合ううちに」
「営業部のお局様、あの歳で独身ってことは人間性に問題があるのよね」
「もう30半ばだし、子供つくるなら早くしなきゃと思って…」
などなど、周囲の何気ない一言に…
「私は、もうドレスが似合わない年齢なのかな…」
「私も人間性に問題があるってこと?」
「アラフォーの私は、もう子作りは諦めなきゃならないのかしら」
などと、人知れず傷ついている独身大人女子たち。
内心はショックを受けているのに、プライドも手伝って、全く気にしないふりをして、笑顔で受け流したり、あえて自虐的なことを言って笑いに走ったりしていませんか?
その場を離れて、ひとりになったあと、自己嫌悪に陥ったり、ひっそり涙してみたり。
そんな切ない独身大人女子のために、今回は様々な言葉に感情的に振り回されないようになる対処法をご紹介しましょう。
結婚に関する傷つく言葉を言われたら…
「結婚しないと1人前とは言えないよ」
「いつまでも独身の人って、人間性に問題ありそう…」
「そんな性格だから結婚できないのよ」
最近このように、独身の人に対して、既婚や年下の友人や親が結婚を急かすようなことを言ったり、結婚できない理由を探ったりする「シングルハラスメント」によって、傷つく女性が増えているようです。
結婚していないというだけで、人間性に問題ありのレッテルを貼られたり、勝手に理由をつけられたり、下に見られたりするのは、とても悔しいですよね。
結婚している・していないで、人間的な優劣が決まるのでしょうか。
冷静に考えてみれば、あなたの周りにも結婚していても非常識だったり、意地悪だったりする人がいますよね。
それに、そもそも独身のあなたにむかって、このような思いやりのない言葉を投げかけてくるその人にこそ問題があるのではないでしょうか。
そう思えば、あなたが結婚できないのは、あなたの性格のせいや、あなたが未熟なせいだからではないことがわかるでしょう。
単純に縁とタイミングがまだ訪れていないだけなのです。
あなたが悪いのではありません。
子供について傷つく言葉を言われたら…
「やっぱり若いママのほうが子供は嬉しいよね」
「若いうちに産んでおいてよかった!」
「そろそろ子供欲しくないの?」
「早く子供作らないと、もう産めなくなっちゃうよ!?」
未婚のアラサー、アラフォー女性にとって「出産」「子供」というのはシビアなワードです。
現実的に年齢的なリミットはあるのですが「若いママのほうがいい」「若いうちに産んだほうがいい」というのは個人的な見解であって、真実ではありません。
ふりまわされるのはバカらしいと考えましょう。
出産については、確かに物理的なタイムリミットがありますが、若くても子供に恵まれない人もいれば、周囲が驚くような高齢で元気な子供を授かる人もいます。
また、子供がいる人生をあえて選ばない人もいます。
子供が欲しいということを目的で結婚しても、授かれないこともあります。
その逆も然り。
子供がいる人生、子供のいない人生、どちらが尊いということがありません。
今の時代、生き方が多様化しています。
どんな生き方をしていても、それぞれに頑張っていて、それぞれに悩みがあると思えば、相手の一方的で偏った意見など気にならなくなるはずです。
老後のプランの話題になったら…
「結婚しなかったら老後どうするつもり?」
「誰に面倒みてもらうの?」
「うちは、子供が大きくなったら二世帯住宅を建てるの」
「老後は旦那の退職金で海外に移住したいの」
親からは老後の心配をされ、既婚の友人たちからは老後の夢を聞かされ…。
プレッシャーや孤独で心が押しつぶされそうになりますよね。
しかし、結婚したからといって、老後は安泰とは限りません。
子供がいても、面倒を見てもらえるとは限りません。
今は幸せな家庭を築いている友人たちも、いつ何が起こるかなんて分からないのです。
確かではない未来に対して、不安に感じて嘆いたり、嫉妬したりしていることはナンセンス。
そんな暇があったら、老後のための蓄えを始めたり、歳をとってからでもできる趣味を見つけたり、長くお付き合いできる親友を見つけるために動き出したりしましょう!
老後の面倒をみてもらう人が欲しいのであれば、一生懸命お金を貯めてプロの助けを借りるのもよいでしょうし、 老後が寂しければ、老人会などに入ってお友達を見つけるのもよいでしょう。
高齢になると、配偶者に先立たれて、再び独りに戻るお友達もでてきます。
「独身」だから孤独な老後であるとは限らないと考えましょう。
自分軸をもって独身ライフを謳歌しよう
今日ご紹介したような言葉に一喜一憂してしまうガラスのハートを持つ独身大人女子たちが、他人のどんな言葉にも動じないようにするためには「自分軸」を持つことです。
自分軸を持つということは、他人の目や評価、顔色ばかりを気にして生きるのではなく、自分自身の価値観に従って生きることです。
自分軸さえ持っていれば「アラフォーなのに独身なんて、周りからどう思われるだろう」と肩身の狭い思いをする必要はありません。
正々堂々と、自分らしく人生を謳歌していれば、もう周りの人の言葉に心がかき乱されることもなくなります。
そして、人生を生き生きと前向きに楽しんでいるあなたには、思わぬところから恋や結婚のチャンスが迷い込んでくることもあるでしょう。
周りの声は気にせず、あなたのペースで幸せを掴みましょう!