

「何回もふたりきりで食事しているのに、なんの進展もない!」
「何度も会ってるのに告白してこない男ってなんなの!?」
「しょっちゅう飲みに誘ってきて、いったいどういうつもり?」
幾度も食事デートを重ねているにもかかわらず相手の男性はなんのアプローチしてこなくてモヤモヤしている女性は多いもの。
たとえふたりで食事にいっても「美味しかっただけ」「楽しいだけ」「面白いだけ」では延々と友達止まり、永遠に飲み友止まり……。
そんな彼と友達以上になるためには“意識改革”をする必要があるのだ。
<目次>
そもそも食事デートは回数がものをいうわけではない!
単にデートの回数と二人の関係性とは全く別モン。
会った回数と二人の仲は必ずとも比例しない!
男と女に大事なのはデートの回数うんぬんではなく親密さだ。
濃い時間を過ごせるかどうかなのだ。
互いが共に過ごしてどれだけ感じあえるか、分かり合えるか……その感度が大事なのである。
何度会っても相手との距離が縮まらない、下の名前でまだ呼びあえないなら、このままデートを積み重ねていったとしても二人の関係に変化が訪れることはないだろう。
男と女が考える“デート”の違いを知るべし!
女性は学生時代から“デート”というと行先や場所にかかわらず、“相手とともに過ごしたひととき”を目安に考えがちだ。
たとえば学生時代に“図書館で一緒に勉強した”“家まで送ってもらった”“ウィンドウショッピング”したこともデートかもしれない。
マックやファミレスでお喋りしようが、何時間居座ってお茶しようが、それもまたデートと呼べるかも知れない。
しかし、男性からしたら仕事の帰りに飲み屋に寄ることや食事に行くことをデートとして捉えているわけではない。
男性にとっては
「もしかして相手と寝れるかもしれない機会」もしくは「女性に触れるかもしれないチャンス」こそデートなのである。
とかく女性というものは長時間お喋りしたことや会話が弾んだことでデートが盛り上がっただとか脈アリだとかを判断することが多い。
しかし男性の願望はお喋りが弾むことではない!
重要なのは
「手を握る機会があるかないか」
「ボディタッチができるかできないか」
なのだ。
これは男性にとって食事や飲みだけのデートはデートにあらず……というよりも、デートというものは男性が下心を持てるか持てないかにかかっているといっても過言ではない。
男性に期待させられるかどうかが鍵なのである。
「自分はOKよ」「あなたに好意があるのよ」というサインを出す!
何回会っても進展しない男とのデートで大事なのは異性としての意識付けである。
それができなければいつまでたっても「食べ友」「飲み友」の関係は崩せない。
相手に「気づいてもらう」「察してもらう」という姿勢で待っているのではなく、自分から「私だって女よ」「ココに女ありき」……のサインを出すのである。
会話もいつもの仕事のことや趣味のことでなく色気のある話題にしよう。
恋愛の話や男女ネタを振ったり、カウンターの席に横並びになって相手のパーソナルスペースに入り込んだり……酔ったふりしてキスするもいいだろう。
日頃の雰囲気から打破する。キャラを変更してみるのだ。
また馴染みの居酒屋やいつもの店でなく場所も変えてみよう。
カップルが多い店やカップルでしかいけないようなところに誘ってみるのもいいだろう。
あなたがいつもと違った印象を与えられる場所に行こう。
ほんの少しお店をグレードアップしたり、会う場所を変えることでデートっぽく演出する。
“いつもの”でなく“デートっぽくする”ことで効果を狙おう。
シチュエーションをうまく利用するのだ。
いつもと変わらぬ“食事デート”では相手の気持ちも変わらない。
大事なのは意識づくり……あなたは演出家になればいいのだ。
思い切って「コレってデート?」と聞いてみる
「ねえ、これってもしかしてデートなの?」
「なんかこれってデートみたいだね~」
とわざと発言してみるのも手。
くれぐれも「コレってなんなの?」と眉間にシワを寄せて深刻に前のめりになってはならない。
また「ハッキリせ~や!」などとドスを利かせて迫ってはならない。
ポイントは無邪気さ。「ねぇねぇ、コレってデート?フフ」……と、冗談ぽく、いたずらっぽく、楽しそうに聞くこと。
「そ、そうだね、デートかな」
「うん、デートかも」と答えてくれたら彼はあなたを“女性として見ている”可能性はある。
「……え?」「急にどうしたの?」などと相手がドギマギしても大成功。
面と向かって聞かれることで
『そう言われたらデートかも……』
『これってもしかしてそうなのか?』
と相手に考えさせることができるからだ。
デートというイメージを刷り込むことができる。
彼に意識させることで“付き合ってる感覚”に陥らせるのだ。
さらには「わたし……あなたともっとデートっぽいことしてみたいなぁ」と明るくチャーミングにさり気なく言っちゃおう!
※ちなみに……「コレってデート?」と探りを入れて、もしも相手が「ちげ~~~よ!こんなのデートのわけね~じゃん!」と全力で否定してきた場合そんな思いやりのかけらもないような男はあなたのパートナーではない!「からかっただけなのに。本気になってバッカみたい」とバッサリ切り捨ててやろう。
改革させるのはあなた
彼を「友達」という状態にとどまらせているのはあなた自身。
彼と定期的に食事する関係で止まるのか、彼に「友達以上の気持ち」を持たせられるかはあなたの一歩にかかっているのだ。
このまま食事デートが続いても異性関係へのレベルアップは見込めない。
ただの飲み友のままで十分ならばそれはそれでよい。
しかしあなたが彼のことを気に入っていたり、または年齢的に結婚を希望しているのであれば“ただの友達”という中途半端な関係を継続している場合ではないだろう。
このまま「友達」としてまた更新するのか、友達でなく「恋人」としてバージョンアップするかはあなたの操作次第なのだ。
体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子