3組に1組の夫婦が離婚してしまうと言われている現代。
あなたが「離婚したい」と思う気持ちは、さほど不思議なものではないのかもしれません。でも、離婚は簡単にできるものではなく、相手との関係やお金のことなど色々考えることがありますよね。
上手に離婚をするために、最低限どのような準備が必要なのか知る必要があります。今回は「離活」。離婚しようと決めたら準備する3つの事をお届けします。
相手の財産の把握
離婚をしようと決意したら、離婚届を取りに行く前に、相手の財産を把握しておきましょう。自分に隠している貯金などがないかをチェックしておきます。
離婚をするときは、財産分与といって旦那様が稼いだお金でもそれを半分分けてもらうことが出来ます。
でも、「離婚」という一言を突きつけると、相手に上手に隠されてしまう可能性が出てきてしまうのです。
勿体無い離婚にならないために、夫婦双方の預貯金、保険、有価証券(株式や有価証券)、給与明細や源泉徴収票、ローンの内容をしっかりチェックしておきましょう。
離婚の理由に値する証拠の把握
相手との話し合いで決着が付かない場合、裁判にもつれ込む可能性があります。
裁判になった場合、離婚したい理由をはっきりと伝えられるかで状況は大きく変わります。
離婚する理由に値する証拠を提示できるように準備しておく事が大切です。
旦那の浮気癖が酷く離婚したい場合、自分以外と出かけたであろうレシートや、プレゼントを買った証拠、メールの内容などを集めておくと良いでしょう。
また、DVが理由で離婚を考える場合は、怪我をした箇所の写真や、病院の診断書、暴力を振るわれた時の声の録音などがオススメです。
生活費の確保
離婚をした後、自分ひとりであれば何とか生きていけると思いますが、子供を抱えている場合、子供の養育費の心配が付いて回ります。
協議離婚という話し合いで、相手と決着をつけた場合、養育費は口約束のようなもの。時間が経つにつれ入金が無くなるというケースも多いのです。
子供がいる場合は、第三者を挟む調停離婚か、裁判離婚に持ち込んだほうが得をします。調停離婚なら2,000円程度の申し立て金でできます。
暴力などで怪我の恐れがある場合を除いて、離婚を決めたら生活費の確保を先に勧めたほうが自分のためになります。
離婚は思っているほど難しくはありません。自分の決意が決まったら、準備を始めて損をしない離婚をしていきたいですね。