男性と仕事帰り飲みに行ったり、食事に誘われたり……なんてことがあったとしても
「この人、もしかしてわたしのこと……」
な~んてすぐに恋愛に直結して考えるのはかなりリスキーというもの。
“二人だけで食事”というシチュエーションに意識してしまいガチではあっても、幾度か恋して別れを経験してきたアラサーならそう簡単に思い上がったりはしないはず。
調子こいて痛い目になど遭いたくないからこそ、ただの“肩透かし野郎だった”なんてことは絶対に避けたいもの。
ここはひとつ、ただの仕事仲間でなく、ただの友達でなく、「もしかして私のこと気に入ってる?」と感じてもいい、男性の好意の現れを知っておこう!
今回はカレが「私のこと好きかどうか」を判断する材料をまとめてみた。
<目次>
「私のこと好きかどうか」を判断する材料・その1「教えたがってしまう」
・「自分が嬉しかったことや楽しいことなんかがあると好きな女性にはつい教えたくなってしまう(笑)彼女にはもしかしたらどうでもいいことかもしれないけど、何かを食べておいしかったら『この店のこの料理、すごくウマいよ』とか、素敵な景色をみれば『この眺めヤバくない?』とか、『真っ赤な夕焼け雲、キレイだよ』とか、思わず写メ撮って送ったりしちゃいますね」(30代男性/運輸)
――本当に好きな相手には自分が感動したことや小さな喜びを即座に教えたくなってしまうもの。
まさにこれは眞子内親王殿下のお相手小室圭さんも同じだったのではなかろうか?
9月3日に行われたお二人の微笑ましい婚約内定記者会見は誰もの記憶に新しいはず。その時、馴れ初めエピソードのひとつに小室圭さんが語ったのは
「……宮さまとたびたびお会いするようになりましてから、ある日、夜空にきれいな月を見つけ、その時思わず宮さまにお電話をいたしました。その後もきれいな月を見つけますと嬉しくなり、宮さまにお電話をおかけしています……」という内容であった……。
「好きな人に美しいものやきれいなものをたくさん見せたい!」「好きな人とは感動を分かち合いたい!!」まさにこれこそ、自然に湧き起こる“思い”ではないだろうか?
女性はキレイなものや可愛いものを見るとすぐにSNSに投稿してしまう。
しかし男性は女性とは違いインスタ映えする料理や景色をアップするよりも、好きな相手にだけ教えたいのだ。好きな人とだけ共有したいのである。
「私のこと好きかどうか」を判断する材料・その2「荷物を持ってくれる、車道側を歩いてくれる」
・「好きな相手には無条件で親切にしてしまいますね。自然となんでもしてあげたくなるというか、守りたくなるというか……。たとえば一緒に歩いてても車道側を歩くとか、水たまりとか段差を避けるとか、荷物を持ってあげるとか……」(30代男性/エンジニア)
――あなたのことを好きかどうかはこんなことにあらわれるもの。
「荷物、重くない?オレ持つよ」
「足元、気をつけて、危ないよ」
こんなことでいちいち声掛けしてくれたり、心配してくれたり、親切にするのはあなたが大切だから……。
金目当てのヒモ男やよほどのプレボーイでない限り、そんな行為は“どうでもいい女性”にはしないもの。
目的地や店に着いたときよりも、一緒に歩いてる時、移動中にこそ、カレの些細な好意は出ているのだ。
ササッと車道側に位置を変えてくれたり、重い扉を開けてくれたり、エレベータやエスカレーターを先に乗せてくれたり、人混みの多い繁華街で気にかけてくれるとか……そんな男性ならば、あなたに何かあったときや困ったときにはすぐに助けてくれるハズだ。
「私のこと好きかどうか」を判断する材料・その3「どうでもいい情報を覚えている」
・「他の人との会話なら間違いなく聞き流してしまうし、そんなことすぐ忘れちゃうけど、気になる女性への情報収集力はハンパない(笑)彼女が好む食べ物とか好みの色だとか、最近観た映画だとか好きな俳優だとか……。しかも話だけでなく“目で見る彼女情報”までも覚えてる。下手すると彼女がしている髪飾りやアクセサリーまで記憶に残ってて『……それ、前も付けてたよね。気に入ってるの?』と言ってしまったことも……。『キモっ』とか言われなくてよかったよ(笑)」(20代男性/公務員)
――男性は女性に比べて覚えていることが大の苦手。すぐに忘れることこそが得意技。
しかし、恋愛初期段階においての男性の記憶力は別モノ!!
無理に覚えようとしなくとも好きな人に関する情報はちゃんと覚えてる。
相手から好きな映画や好きな楽曲なんか聞いちゃったら最後、「俺もそのCD聞いてみた!何番目のあの曲のフレーズがいいよね」なんて言って寄こすとも……。
相手の好きなものチェックやリサーチするのは、その作品やアーティストに興味があるからではなく「あなたをもっと知りたいから……」他ならない。
「私のこと好きかどうか」を判断する材料・その4「くだらない嘘やハッタリをかます」
・「彼女が無類のワイン好きだと知って『オレもワイン通よ!』などとついハッタリをかましてしまった……。『それなら、今度美味しいワインで乾杯しましょうよ』ということになり、仕事そっちのけで取り急ぎワイン基礎知識を身に付けた。人気のお店を何軒も検索しクチコミも目を皿のようにして読み、店を予約!当日彼女をエスコートしワインを選ぶ時に『この赤が良くない?』なんてススメたりして……必死の一夜漬けのウンチクは役に立った。晴れてちゃんと付き合うことになったら彼女に『俺、ホントはワインのことなんか全く知らなかった、見栄張ってた』って白状するつもり(笑)」(30代男性/営業職)
――女性は好きな男性に知ったかぶりしたり、自慢したりすることはあまりない。
しかし、男性は気になる女性にはついでまかせが出てしまったり、自分を大きくみせるために小さなウソをついてしまう。
男は好きな女性の前でカッコつけたがり……。好きな女にはムリをしちゃうのが男というもの。
たとえばこんなことだ。
・ゴチしてくれる(※好きな相手には口が裂けても「俺、今日カネ無い」「今月苦しい」などとは言わない)
・「行きつけの店があるんだ」「旨い店があるんだ」の知ったか発言(※本当はググったり雑誌で調べまくった)
・お店を事前に予約してくれる(※当日ワタワタしたらカッコ悪いから)
・雰囲気のいい店や流行りの店に入ろうとする(※ホントは安い居酒屋がいいんだけど、女に気に入られるために普段なら絶対に行かないような店に行く)
……などなど。
相手の男性にこんな様子が見えたら「ホントは知ったかぶってるでしょ」「そんなカッコつけちゃって」なんて図星をつかずにどうか優しく見守ってあげて欲しい。
その男の可愛い嘘はあなたを振り向かせたいからこそ、なのである。
【「キミのことが好き」の一番の判断材料はカレのまなざし】
「目は口ほどに物を言う」とはよく言ったもので、目は口で語るのと同じように、いやそれ以上にその人の本心が滲み出てしまうもの。
“真実は言葉よりも目にある”といえるだろう。
特に男の目は嘘をつけない。
男性はやましいことや隠し事があると目が泳いでしまったり、視線が定まらなかったりするもの。
しかし女性は隠し事をするときでも平気で相手の目をじっと凝視できてしまう。
ゆえに、女性の目線や眼差しはアテにはならなくとも、男性の場合は“口では誤魔化せても、目は誤魔化せない”ことが多いのだ。
“目は心の鏡”ともいうが男性の目はまさに心を映し出している、言葉で説明するよりも気持ちが反映されているものだ。
あなたを好意に思っている男性はあなたのことをきっと優しい眼差しで見ていることだろう。
体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子