あなたは“ブス寄り女”だろうか?
それとも“美人寄り”だろうか?
あなたは“ちょいブス”だろうか?
それとも“ちょいカワ女”だろうか?
もし、自分のことを少しでも「可愛い」とか「美人寄り」だと感じているなら、余裕ぶっこいてブス女を見下している場合ではない!
なぜなら、どちらかというと「ちょいブス」や「ちょいブサ」のほうが、もはやこのご時世男たちには需要があるのである。
今日は“ちょいブス女がモテる理由”をまとめてみた。
ちょいブスなら男がすることを喜んでくれそう!!
「美人な女は誘いづらい。それに美人だとお洒落なお店に連れてっても、こっちがどんな努力したとしても、感動してくれなそう。だってこれまでさんざんいろんな男に連れてってもらってゴチされてるだろうしね。その点ちょいブスなら『わ~~、こんなのはじめて』『なにコレ!ヤバイ!美味しい!!』ってすごく喜んでくれそうじゃん」(32歳男性/家電メーカー)
――「男はその女の最初になりたがり、女はその男の最後になりたがる」……。
男が何よりも嫌うのは“他の男とかぶること”である!
そして、“他の男と比べられること”である!
だからこそ男は女の「はじめて」になりたがるのだ。
自分と他の男を比べられるなど男の沽券にかかわることである。
女性から「はじめて」と言われることで男としての自信がつくのが、男の性といっても過言ではないだろう。
「こんなのはじめて」
「こんなに嬉かったことなんてないわ」
となれば男はご満悦。
相手が美人だとこれまで男にいろいろされてきたことは察しがつくし、俺がいくら頑張ったとこでそこまで感激してくれそうにないかな……となると躊躇してしまうのだ。
リアクションの薄い美人よりも、リアクションの良いちょいブス女のほうが男の自尊心は満たされるのである。
男は才能や能力を比べられることを極度に恐れている
男は女に“オレとはじめてのこと”を体験させたいのである。
ちょいブスだと一緒にいてラク!
「可愛い子を彼女にすると面倒臭い。可愛い子ってだいたい自分のことを可愛いと自負してる。自信があるからこそ自分の思い通りにならないと気がすまない。なにかにつけて『彼氏なんでしょ』『男でしょ』『私のこと好きじゃないの』ってワガママを言う。最初は俺も言いなりになってたけど、だんだんそれが鼻についてきて別れた。容姿にコンプレックスを抱いている女子は男にいろいろ注文つけてこないからラク。『なんで彼氏なのにこうしてくれないの?』なんてことは言わない」(31歳男性/飲食店)
――ちょいブスがいいのは、なによりストレスが掛からないということ!
男とのトラブルや浮気の心配もしかりだが、ちょいブス女のメリットは“男が安心できる”という点にある。
外見の可愛い女はそもそも男にモテるので、“自分の価値”を男の愛情ではかろうとする。
だからブスな女よりワガママだし、彼氏に対して「こうして欲しい」「こうしてくれなきゃイヤ」という要求が強い。自分の意に沿わないことがあるとむくれたり不機嫌になったりする。
美人な女が厄介なのは、彼氏以外の男も優しくしてくれたりチヤホヤしてくれるからこそ
「彼氏に不満を抱きやすい」のである。
男も青二才の頃は見た目重視。たしかに「カワイイ」「スタイルいい」というだけで頭にも股間にも血がのぼっていたかもしれない。
しかし、男も30も過ぎ性欲が落ち着くころには、女のご機嫌とるのがバカらしくなってくる。
「この女、何様?」
「カワイイからって何でも許されるのかよ」
ハラハラドキドキしながら美人に振り回されるよりも、“一緒にいてラク”な恋愛スタイルを選ぶのだ。
男『なんだよ~このブス』
女『フン~だ。おブスで悪かったわね(笑)』
男『おまえ、少しは痩せろよ~』
女『ゴツゴツよりプニプニのが抱き心地いいでしょ』
と、からかい笑い合える方が断然いいのである。
ちょいブス女にはダメな自分をみせられる
「結構ムリして付き合ってたんですよ。美人の元カノとは……。疲れても身体がキツくても会いに行ってたし、金なくてもいつも奢ってたし……。そんなとき、仕事でミスをやらかしてしまい部長の叱責をうけちゃって。同じ課の女性が『なにか出来ることあれば言ってください』『私で良ければなんでも聞きます』と声を掛けてくれた。自分がダメな人間じゃないかと落ち込んでいる時に暖かく包み込んでくれる彼女の優しさに参りました。それまでは顔も好みじゃなかったから意識してなかったけど、気が利いて明るくて人に元気を与えてくれるような女性だったんだと気付かされました。女性の良さはやはり思いやりですね」(34歳男性/保険)
――ちょいブス女は“男に手厳しい美人”とは違い、男を追い詰めない。
それどころか男の弱さや失態を優しい目で見守ることができる。
“ブスな女”は世の中の理不尽さというものを心得ている。
もともと容姿が可愛い女と、そうでない女への世間の差別は“生まれた時から”はじまっており、これまでそのことに苦しめられてきたのだから……。
しかし、傷ついてきたからこそ人を包み込めるだけの度量を兼ね備えているといえる。
本当に痛い思いをしたことがない人間は“人の心の痛みを気遣うこと”などできないのである。
美人でモテてきた女というのは「男から尽くされること」には慣れていても「男を支えること」には長けていない。
男を責めることはできても「男を簡単に許すこと」ができない。
だからこそ、ちょいブス女の出番なのである。
チヤホヤされてこなかったからこそ男に期待しない分だけ男に対して優しくなれるのだ!
弱っている男や疲れている男たちこそ愛に飢えている。
若いときは女を見た目で判断していた男たちも、年齢を重ねると女の外見よりも“女の器”に惹きつけられてゆくのである。
ちょいブス女はコンビニのように男を暖かく迎えてくれる生活必需品!!
――男は“女に傷つけられること”を何より恐れている生き物。
声を掛けて断られることも、どこかに連れてっても面白くない顔されることも、エッチしてダメ出しされることも、頑張っても認めてもらえないことも……。
それらを何よりも避けたいのである
それに男どももう分かっている。
一番人気の美人やモテる可愛い女を追っかけるのは年と共にキツくなるってことを……。
だからこそ、男は「ホッとできる女」を求めている。
お洒落な高級レストランより、コンビニのイトーインのが居心地がいいのだ。
ちょいブス女こそ男のホットステーションなのである!
(体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子)