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2018年04月02日更新

【男から見た結婚のリアル】第18回 結納ってみんなどうしてる?の答え~南国のカラフルな鳥と、北国の寡黙なエゾシカの食事会から~

文筆家のひとみしょうさんの連載コラム。ご自身のリアルな体験談を赤裸々に…!?男性から見た結婚へのホンネとは。今回は結婚するとなってからのいろいろについて。両家の顔合わせや結納問題、みなさん結構迷うことのようです。

おそらくあなたも結婚するとなれば、両家の顔合わせというものをすると思います(既婚の人はしたと思います)。

顔合わせと結納を別々にするのか、顔合わせ=結納として食事会をするのかどっち?というのが、顔合わせとか結納の前段階において多くの人が迷っていることのようで、ネットには「どっちにした?(どっちにすべき?)」という記事が大量にありました。

 

こういうのって、いくつもの記事を読んで、それらが全体的に物語っている雰囲気で判断するのが妥当だとぼくは考えているので、たくさんの「どっちにする記事」を読みましたが、まああれですね、コピペ的な記事を掲載して人のふんどしで飯を食っているように感じられるサイトって、まっさきに信用を失いますね。ぼくも気をつけよっと……。

 

ということで、今日も元気にオリジナルな原稿を書きたいと思います(オリジナルなことを独自の文体で書く(書きたいと志して鍛錬する)というのって、文章を書いて飯を食う人の基本だと思うんですが、そうは思わない人もいるんですかね、まあいてもいいんですが)。

さて、ということで、ネットで調べたりなんやかんやあって、けっきょく両家の顔合わせと結納をいっぺんに、食事会という形でやったわけですが、で、食事処のスタッフの方の細やかな配慮もあって、滞りなく食事会が終わったわけですが、食事会で親どうしが話をしているときに「親どうしって、このあとの(半年くらいあとの)結婚式が終わったら、きっとそう頻繁に話をすることもなければ、顔を合わすこともないんだろうなあ」と、ふと思いました。

 

なにも仲が悪いとかそういうことでは全然なくて、たとえばあなたのお父さんとお母さんには、おじいちゃんとおばあちゃんがいますよね。両親がそろっていて、その両親それぞれの親がご健在であれば、祖父母は計4人いますね。この4人で集まって話をしたり食事をしたりしている光景を、あなたは見たことがありますか?ってこと。たぶん、ほとんどorまったくないでしょ?

 

このあと毎日顔を突き合わせて生活をともにする息子と娘と、このあともしかしたら死ぬまで顔を合わせることがないかもしれない両親たちが、おなじ空間でおなじものを食べている不思議さ加減たるや、南国のカラフルな鳥たち(ぼくとヨメ)と、北国の寡黙なエゾシカたち(両親たち)が一堂に会しておなじものを食べているみたいな(見た目のたとえじゃなくて精神状態のたとえね)、それはそれはシュールな光景でした。これが結婚式だったら……結婚式って、新郎新婦の両親は別々の席に座るし、そもそもはじめましての親族だって多いから、なんというか心の準備みたいなものが最初からあって、そこまでの不思議さはないように思うんですよね。

という感じで、ぼくは子供のころから、ふと気がつくと周囲を客観的に見てしまうクセがあるわけですが、でも客観であろうと主観であろうとどうであれ、両方の親の間をうまくとりもつのは、言うまでもなく息子と娘(つまりぼくとぼくのヨメ)なわけで、こういうのってどうすればいいのだろうかと考えているうちに、食事会がお開きになりました。

 

まあ、べつにどうもしなくていいのはわかっているんです。親は親で子供よりしっかりとした親の考えというものがあり、その考えにしたがって親としてちゃんとやるはずだから、子供があれこれ考える必要はなく、子供たちは新しい夫婦として謙虚にさわやかに愛しあって、無事に暮らしていればそれでいいのはわかっているんです。

 

じゃあ、ヨメとぼくがどうすればそのように暮らせるのだろうかとふと思えば、これはもう、ぼくがヨメに反抗せず、ヨメになにかを言われたら「はい、おっしゃるとおりで」と言うことに尽きると思ったわけです(別名:下僕的思考とその実践)。なぜかふと、直感的に。これがぼくの性格ゆえにそう思ったことなのか、結納的な食事会といういわば儀式めいた雰囲気がぼくをしてそう思わしめたのかは定かではないのですが、でもふとそう感じたのでした。

 

両家の顔合わせとか結納って、いくらお金をかけてやるのかとか、結納と顔合わせを一緒にするのかとか(別にするのかとか)、多くの人が抱くこういう迷いってつまり「どっちでもいいけど、とにかく旦那になる人が今後ヨメに逆らわず、おとなしく従わないとあかんと思わず決意してしまうような雰囲気が出ればそれでいい」ということだろうと思いました。

 

あなたもきっと、南国のカラフルな鳥と、北国の寡黙なエゾシカの食事の光景を見たらこう感じるんじゃないかな。正直に告白するなら、ぼくは再婚でも(この光景を2回見ても)奇妙に感じたから、初婚の人なんて、それはもうですよほんとに。(ひとみしょう/文筆家)

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この記事を書いたライター

〜文筆家〜webに恋愛コラムを6000記事以上(ギネス級!)寄稿したweb恋愛コラムの第一人者。獲得PVもたぶんギネス級。コラムの受賞歴多数(小学館『Menjoy!』編集部より)。著書数冊(すべて電子書籍)。 FB Twitter
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