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西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第七十九回目。

西山繭子さんの人気連載コラム「それでも恋がしたいんだ!」第七十九回目。

貧乏性の私は、NHK受信料の元を取りたいがために家にいる時はNHKばかり見ています。

少し前まで一緒にいた人の家にいる時も、私がしれーっとNHKにチャンネルを変えるものだから、バラエティ番組が大好きな彼は「そんなにNHKばかり見ているのは、うちの死んだばあちゃんとおまえぐらいだ!」と怒っていました。

 

世界的ベストセラー『銃・病原菌・鉄』を書いたジャレド・ダイアモンド博士が講義している番組を見ていた時も、その日のテーマが「なぜ人は浮気をするのか」だったために、彼は「ずいぶん下世話な番組見てるねー」と嫌味を言ってきました。

 

真面目な番組だったのですが、以前浮気をして彼女からビンタされたことのある彼からすると古傷に塩を塗られる思いだったのかもしれませんね。

しかしその彼女がクラブのホステスさんだったと聞いた時は、何だか複雑な気持ちになりました。

 

ダイアモンド博士の考察は狩猟時代の男女の役割から始まり、進化生物学的視点から浮気を分析してくれましたが、30分という短い番組だったので、ざっくり結論を言うと「浮気、こればかりはもうしょうがない」といった感じでした。

 

そんな興味深い番組の多いNHKですが、つい先日は恋愛と料理はどんな因果関係があるかというイギリスのドキュメンタリーを見ました。

シェフが心理学者や科学者と共に、恋を盛り上げるレシピを作っていくのです。

 

例えば古代から媚薬と謳われているチョコレートやキャビアといったものをふんだんに使った前菜。モニター役のカップルたちは、それを食べながらいとも簡単に親密度を増していくのです。確かに一緒に食べるものって大切ですよね。付き合い始めは一緒にいられれば何でも良い、みたいなところがありますが、私はもう40歳なので、ラミネートされたメニューが置いてあるところへ行くぐらいだったら家でお茶漬けの方がいい。そういうことを言っているからフラれてしまうんだろうけどさ、食べ物で我慢するぐらいなら一人でいい(開き直り)。

 

この番組で一番興味深かったのは、辛いものを一緒に食べるのが効果的だということでした。何でも舌が感じる痛みを共有することで絆が深まるらしい。

 

これはかなり良い知識を得たぞ。ありがとう、NHK。

よし、いい作戦ができました。次に好きな人ができたら、まずは吊り橋へGO。吊り橋を激しく揺らし、吊り橋効果で私のことを好きにさせつつ、すかさずポケットからハバネロを取り出し「はい!とりあえず、これ食べて!」と食べさせます。辛さを共有した私たちは、もう運命共同体。うん、いける。

 

ただ、ここで大きな問題が。私、辛いもの、得意じゃないんだよなー。私は食べないでも絆って深まるのかな。NHKさん、そのあたりを続編をお願いいたします。


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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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