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2018年10月26日更新

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第九十一回目。

西山繭子のそれでも恋がしたいんだ

 

先日、私が所属する事務所フラームの20周年パーティーがありました。総勢17名の所属女優、そしてスタッフで船を貸し切っての盛大なお祝いをしました。自分でもドン引きするぐらい女優としての活動をしていない私ですが、フラーム立ち上げ時から所属しているので、何と人生の半分となる20年間もお世話になっています。

 

世の中には「フラームに入りたい!」という女の子がごまんといて、事務所には日々たくさんの履歴書が送られてきます。きっとそのうちの半分以上は「どうしてあのおばさんは仕事もないのに、クビにならないんだろう?あのおばさんがやめたら、枠が一つ空くかもしれないのに」と思っていることでしょう。

私が何でクビにならないのか?それは、社長の愛人だからです。以上。

 

会場での席次は、広末涼子、山口紗弥加、吉瀬美智子、紺野まひる、西山繭子という大人チーム。まるでNYヤンキースの選手の中に、赤堤ファイターズの3年生が一人入っちゃったみたいな感じです。ちなみに赤堤ファイターズというのは私の母校、赤堤小学校の少年野球チームです。

 

しかし、これだけ女優が集まると非常に華やかであります。ネットのニュースでも「夢のよう!」と書かれていました。そうなんです。女優というのは、どこか非現実的なのです。そこが「モテない」職業である理由の一つかなと思います。

 

自分がモテないのを職業のせいにするわけではありませんが、事実として世の中にはモテる職業とモテない職業があります。

 

モテトップはやはり女子アナでしょう。

20代の頃、数ヵ月付き合った野球選手が「後援会の人に『女子アナと結婚しろ。女優は絶対にダメだ』って言われてる」と言っていたのを思い出します。また、知人の金融マンは「女子アナ以外は女じゃない」と言って宣言通り女子アナと結婚しました。

 

いまだにCAも男性からすると憧れの職業のようですね。

私は姉がCAなので、長時間フライトの後の足の臭さを知っているからピンときません。

 

そして看護師もモテる職業。それはわかるなあ。

以前、胃カメラ検査の時に苦しくて死にそうになっていた私の背中を看護師さんがずっとさすってくれていたんです。その時「男だったら絶対に好きになってる」って思いましたもん。看護師さん、50代のベテランだったけど。と、こんな風にモテる職業がある一方で、女優というのは「わがままそう」「高飛車」「雲の上」といった理由で寄って来る男性が極端に少ない。

 

女優を口説くってハードル高そうだしね。そんな中、2度も女優と結婚している私の父親は、色んな意味ですごいなあと思います。うーん、女優でいる限り、私が幸せになれる日は来ないのだろうか。

 

いや、フラームの他の人たちは仕事も家庭も順風満帆なのだから結局のところ私に原因があるのでしょう。でも社長の愛人の座は捨てられないし…、って冗談でもこんなことを書いていると社長に怒られそう。

 

20周年パーティーで社長は言っていました。「これからも誠実に頑張っていきましょう」と。その言葉を耳にしながら、いただいた記念品のパネライの時計はいくらするんだろうとそればかり考えていた私は、本当に誠実じゃないなあと思います。


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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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