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2018年11月09日更新

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第九十二回目。

西山繭子のそれでも恋がしたいんだ

 

ここ数年、私はゴミ出しマナーが最悪な隣人に苦しめられてきました。

段ボールを崩すことなく、その中にペットボトルと瓶と空き缶をぶっこむというフリースタイル。確かにどれも資源ゴミなんだけどさ…。それだと持って行ってもらえないのよ…。

しかもそいつは、それを資源ゴミ収集日の午後に出すというサイコパス。段ボールに貼られたままの宛名表の名前をググったら、エンターテイメントの世界でけっこう活躍している女性だと判明。

 

そんな人間としてのマナーは最悪だけどブログでは「歌とダンスで愛を届けたい」と語る彼女が、数ヵ月前に晴れて引っ越しをしました。立つ鳥跡を濁しまくりで、彼女は最後まで酷いマナーで大量の粗大ゴミをエントランスに残していきました。乱雑に放られたゴミの山を前に肩を落とす管理人のおじいちゃん。私は「でも、もう、これでいなくなりましたから!」と励ましの声をかけながら片付けを手伝いました。

 

ふうー、いいことしたぜ、これで幸せに一歩近づいたぜと思っていたのですが、しばらくたったある日に彼女のブログを覗いたところ、そこには『ご報告』の文字。後ろから縄文土器で頭を殴られたあげく、弥生土器を足の甲に落とされたような衝撃が走りました。

夜遅くでしたが、大急ぎで姉に電話をして事の顛末を話しました。「ねえ!どうして、あんな女が結婚できて、まーたんができないのよ!」鼻息荒い私に、姉は「明日までに答えを出すから、今日は寝かせてくれ」とのことでした。そして翌日、姉から返ってきた答えは「そういうことはよくある」でした。姉よ、現実を突きつけてくれてありがとう。

 

しかし、その『ご報告』をした彼女が若くて可愛いとかだったら諦めもつくのですが、彼女は私と同年代で、まあ美人の部類には入る容姿なんですけど、ゴミ問題のこともあって、私からするとゴテゴテしたメイクも全てが汚らしい。それでも年下イケメン男子と結婚できるのだから、もう西山、どうしていいのかわからなくて土偶みたいな顔になっちゃいます。はー。善い行いをしても報われない。

 

毎日塗りたくっている婚活リップの効き目もない。勝負下着は日々色褪せるばかり。8月8日の良縁祈願祭のご利益はいずこへ?もう、あまりにもやりきれないので今年の冬はMAXMARAのコートを買おうと思います!関係ない?ええ!知ってますとも!


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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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