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2019年02月01日更新

なかなか人を好きになれません。結婚に不向きなんでしょうか?【ひとみしょうのお悩み解決】

“【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?”にお悩みを送ってくれた方の中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。

「言い寄ってくる男性」の言動と行動がかみ合わなくて戸惑っています【ひとみしょうのお悩み解決】

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〜「つよがりアラサーさん 29歳」のお悩み〜

淋しいという感覚

はじめまして。 わたしは6年彼氏がいません。 23~28歳の間、自分の時間を自由に使って過ごしてきました。 (仕事で勉強することも多く、20代は仕事の能力を上げることとそのストレス発散に買い物や食事、友達との旅行に時間とお金を使ってきました。)

27歳くらいから周りが結婚・出産ラッシュで、結婚式にお呼ばれしたり、赤ちゃんを見たりするうちに、「羨ましいな~」という感情を持つようになりました。 しかし、「結婚というのは、良いことばかりではない、大変なこと我慢しなければならないことの方が多い」というのも知っていますし、そちらの方ばかりを考えてしまいます。

6年間自由に生きてきた私にそんなことが出来るのか自信がないですし、「結婚してみたけど、やっぱり合いませんでした」となるのが怖いです。 自分の生活リズムや譲れないところもあったりするので、なかなか人を好きになれません。 結婚に不向きなんでしょうか?

出会いがないわけではないのに、6年も彼氏がいないと、自分に原因があるのだと思います。 無理して好きではない人と付き合うなら、1人で好きなことをしていたいと思い始めてます。 でも、将来1人は寂しいですし、一緒に歳をとっていく相手もほしいです。 私は何を優先するべきなんでしょうか?

〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜

感覚を優先させることを意識してみるといいのではないかと思います。

最初に余談的な話をすると、恋愛とか結婚って、たとえば淋しいという感情に敏感であればあるほど、積極的な行動に出やすいものなのだろうと、僕は思っています。

だって、「彼氏がいないと淋しい」と言っている女子って、たいてい彼氏がいるし、彼氏を切らせたことがなかったりするでしょ? 

淋しいから結婚するという言い方はあまり聞いたことがないものの、淋しさに端を発した恋愛の延長で結婚する人はいますよね。あるいは、あなたが書いてあるように、歳をとった時、ひとりじゃ淋しいから結婚する5060代の人は、わりと見聞きします。

淋しいという感覚

なかなか人を好きになれません。結婚に不向きなんでしょうか?

淋しいから誰かと一緒にいたいとか、淋しいからエッチしたいなど、淋しさを動機とした行動を、人はわりと低俗なものだと切って捨てがちでしょ? だから、おおっぴらに「わたしは淋しいから彼氏をつくりました」と言う人は少ないでしょ? ここのところ、不思議なくらい市民権を得て大手を振っている出会い系アプリだって、むかしは淋しんぼの巣窟だったのです。人は、他人に淋しんぼと指さされるのが恥ずかしいから、人に隠れてこそこそと出会い系の「もしもし電話」に電話を掛けていたわけです。20年以上前の話です。

と、のっけから話がそれましたが、恋愛体質の女子とか、さっと結婚しちゃう女子の中には、淋しいという気持ちに敏感な人も大勢いるというお話でした。

さて、あなたの場合

さて、あなたの場合、相談メールを読む限り、とくに淋しさに足をとられているわけでもなさそうですよね。<仕事で勉強することも多く、20代は仕事の能力を上げることと、そのストレス発散に買い物や食事、友達との旅行に時間とお金を使ってきました>って、もう、僕からすれば超理想的な人生ですよ。淋しい、淋しいと言うことなく、目標をもって、自分の人生を理性的にコントロールできているお利口さんの女子――こんな印象を持ちました。

同時に、あなたのような優秀な人が苦手としていることも、瞬時に思い浮かびました。

感覚と意識

今の時代、賢い人って、意識中心の生活をしています。意識、つまり言語化できることを中心として生活しています。だからあなたは、結婚のメリットとデメリットをさっと思いつき、それを端的にまとめて相談メールに書きました。すごく優秀な女性だなあと僕は思います。

でも本来、人って意識だけで暮らせないじゃないですか。感覚と意識とがワンセットになって生活していますよね。感覚とは言語化できないものです。

たとえば、あなたがお腹が痛いと言ったとき、あなたが感じる痛みとまったく同じ感覚を他者に知ってもらうなんて、不可能でしょ? 意識は要点をまとめてなんでも言語化してしまうけど、感覚はその人だけのものです。

そして、意識優位に暮らして、その人だけの感覚をないがしろにしてしまうと、「頭で考えた恋愛・結婚」になります。

頭で考えない恋愛

頭で考えない恋愛

頭で考えない恋愛、つまり感覚優位の恋愛とは、「明日は何が起こるかわからない」という気持ちに支配されている恋愛のことです。だって、ホントに明日なにが起こるかなんて、誰にもわからないですよね。

感覚は常に「明日は何が起こるかわからない」と思っています。対して意識は……あなたの手帳やスマホのスケジュールアプリにあるように、明日の予定を「知っています」。

8年前の来月(つまり2011年の3月)、誰もが予測していなかった震災が起き、その後、結婚する人が増えました。結婚する人が増えた理由を、絆だなんて冴えない言葉で説明する人もいるけれど、明日は何が起こるかわからないという、人が本来もっている感覚が研ぎ澄まされた時期だったから結婚する人が増えたのではないかと、僕は考えます。

今の時代、優秀な人ほど、感覚をおろそかにして、意識中心の生活をしています。つまり言語化できない感覚的インフォメーションを脳内から削除して、意識だけで暮らしています。

恋愛や結婚とは、意識化されえないもの(つまり感覚的情報)の集積だから、優秀な人ほど恋愛や結婚から遠ざかります。遠ざかりすぎるのも、意識がNOと言うので、婚活会社に登録して、「合理的」に婚活して、「条件」という意識の産物を互いに見せ合って、合意に達したら結婚します。

思いつきの生活をしてみてください

思いつきの生活をしてみてください

べつにそれでもかまわないと僕は思うけど、でも、あなたのように、ふと立ち止まったとき、将来じぶんが抱くことになる淋しさに思いを馳せるなど、意識と感覚のアンバランスさに気づいた賢者には、ぜひとも感覚を優先させることを意識してみてほしいなと思います。

奇しくも、相談メールは「私は何を優先するべきなんでしょうか?」と、「べき」という言葉を使って締めくくられています。

「べき論」って、意識中心の生活における必須アイテムです。

そうじゃなくて、「今日は天気が良いから、近所の公園にでも行こうかなあ」みたいに、思いつきの生活をしてみてください。そしたらきっと、何かが変わるから。

(ひとみしょう/作家)

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この記事を書いたライター

〜文筆家〜webに恋愛コラムを6000記事以上(ギネス級!)寄稿したweb恋愛コラムの第一人者。獲得PVもたぶんギネス級。コラムの受賞歴多数(小学館『Menjoy!』編集部より)。著書数冊(すべて電子書籍)。 FB Twitter
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