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2019年02月22日更新

DV男から身を守る方法~「離婚110番」澁川氏が指摘するDV男性の傾向【夏目かをるの最強女になる!vol.44】

今回は、「離婚110番」澁川氏が指摘するDV男性の傾向についてです。ワーキングウーマン2万人以上の取材をもとに、恋愛、婚活、結婚をテーマにコラム、ルポ、小説など幅広く活動中の夏目かをるさんによる連載恋愛コラム「夏目かをるの最強女になる!」です。

新年早々、中年アイドルグループ、純烈の友井雄亮にDVされたと被害者女性の訴えが週刊誌に掲載されました。DVによる被害者が後を絶ちませんね。

DVは単なる暴力問題に留まらず、好きになった男からまさかのDVという衝撃も生じますから、被害者は精神的に非常に難しい状況に立たされます。

また加害者のDV男性は、暴力の後に、懺悔をして優しくするなど真逆な行動を起こします。まさにアメとムチが続きますので、被害者女性はますます混乱してしまい、やがて泥沼へとはまっていくのが、DVの怖いところです。

外見から男を見抜く方法はない!?専門家たちの複合的な見地が必要

外見から男を見抜く方法はない!?専門家たちの複合的な見地が必要画像

好きになる前にDV男を見抜く方法があれば被害も少なくなりますが、外見からDV男を見抜く方法は皆無と言っていいでしょう。

精神科医や弁護士など専門的な人たちの見地から、複合的に「DVしやすい傾向」を挙げてもらい、それをヒントにすることが有効な方法です。

そこで1992年から離婚カウンセラーとして延べ3万7千人の相談を受け、夫婦問題のアドバイザーも担っている「離婚110番」の渋川良幸氏から、DV被害相談者から読み解くDV男性の傾向」を語ってもらいました。

出会ってすぐに猛烈なアタック。情に厚い男にほだされて結婚。だが夫はDVだった!

まずDV被害の事例を挙げます。

CAの菊川めぐみさん(仮名・38歳)は、32歳の時に結婚した夫からDV被害に遭いました。結婚する前は熱烈にアピールしたのに、結婚後は言葉のDVから次第に手をあげるようになったそうです。

 

「元夫と初めて会ったのは、六本木の高級レストラン。食事の約束をしていた友達が遅刻したので、予約席で一人で待っていたら、スポーツマンタイプの男性に声をかけられて」

菊川さんは友達と、スポーツマンタイプの男性とその友達と、個室で飲むことになったそうです。

「スポーツマンタイプの男性は親の代からの不動産を管理する自営業。情が熱く、口説きが次第にヒートして、『君は運命の女性だ』と熱烈にラブコールしてきました。LINEの交換をすると、翌日から、『会いたい』と熱愛をアピールしてきたんです」

 

菊川さんはとうとう、スポーツマンタイプの男性の情熱にほだされて、結婚。

実は結婚の背景には、もう一人の男性の存在がありました。

「実は、5歳上の大手代理店の男性からもプロポーズされていましたが、代理店男性は、結婚しても私がCAとして働き続けることを望んでいました。30代は体力的にきついし、子供も欲しかったので、代理店男性との結婚に今一つ乗り気ではなかったんです」

 

一方スポーツマンタイプの男性は「結婚したら、好きなことをしていい。外で働かなくてもいい」と菊川さんの専業主婦願望をくすぐったため、菊川さんは情熱的に口説いてきた男性と結婚したのです。

「ところが結婚したら、頼りになるどころか、親の財産を守るだけの不甲斐ない男だとわかりました。でも裕福な暮らしをさせてくれるなら、彼を立てながら、結婚生活を維持しようと思ったんですが、結婚3か月後から、言葉のDV、半年後から、気に入らないことがあると、殴る、蹴るが始まったんです」

 

菊川さんは身に危険を感じましたが、相談した母親から「裕福な生活を守るために我慢しなさい」とまさかの一言。

次第に夫のDVが激しくなり、肋骨を骨折すると「殺される」と恐怖にかられて逃げようとしましたが、夫が涙を流して謝罪すると「様子を見よう」という気になり、ずるずると半年が過ぎると、菊川さんはアメリカの「黒と青」(アナ クィンドレン , 相原真理子 翻訳、集英社)を読み、泣きながら、夫と決別することを選びます。

アメリカの小説に描かれた被害者女性と心理描写とダブり、離婚を決意

「小説には、暴力への恐怖だけでなく、被害者である羞恥心も描かれていて、『これは私だ!』と震えてしまいました。夫を愛しているという愛情、そしてDVをする夫への憎悪が入り混じる心理が、まるで自分のことを描いていると。小説だけどとてもリアルでした」

 

一晩中泣いてから、菊川さんは夫と離婚しようと決めて、専門の弁護士に相談し、弁護士の勧めで離婚に有利な証拠集めをしてから1年後に離婚。

その後はCAに復帰することなく別の仕事に就いて、昨年、優しい男性と再婚したそうです。

 

「離婚110番」の渋川良幸氏は、DV被害者から、今なお多くの相談を受けるそうです。

「まず、DV被害に遭って、すぐに逃げ出す女性は、被害者に該当しないです。深刻なのは、長い間DV被害に遭っているのに、逃げ出すにも逃げられない。そこには被害を受けた女性の複雑な心境があります。ですから、被害者の女性を『なぜ逃げないの』と卑下することだけは避けていただきたいです」

澁川氏は、被害を受けた女性の複雑な心境も描いたミステリードラマとして、2016年フジテレビ系で放映された「ナオミとカナコ」を挙げます。

DV被害者のカナコを演じた内田有紀が、揺れ動く女性心理を見事に演じていました」(澁川氏)。

 <「DV被害者から見るDV男の傾向~「離婚110番」澁川氏>

①身近にDV加害者が存在すること

父親、兄弟、叔父や従妹などの親族、教師や師匠など本人に影響を与える人に、DV加害者がいる場合

 

②ワイルドで頼りがいがあり、経済力がある

結婚前は優しいが、自分の言うことを聞かないと、怒り出すタイプ。

もちろん、加害者でない男性も、このタイプに入ります。一概に言えません!

 

③第三者に対して、酷い対応をする

 

④言葉の端々に暴言がある

 

⑤一見、情に厚い

暑苦しいくらい情が熱く、自分の期待に応えないと、逆ギレするタイプ

 

⑥生き物に対して、感情的に冷たい

 

⑦子供好きをやたらにアピールする

子供の教育方針を巡って対立すると、キレる場合がある

 

⑧愛情表現が熱烈で、過度の愛情表現をする

例えば水たまりがあると、お姫様だっこをしたり、ベンチに座る前にさっとハンカチを出すなど、熱烈な愛情表現をするが、心の底では女性を人形だと思っているタイプ。

このタイプは逆らうと「人形のくせに」とDVをしがち。サイコパスもこの部類に入る。

 

※くれぐれも気を付けていただきたいのは、この傾向はあくまでも「離婚110番」の事例の分析から導き出したことです項目に当てはまるからといって彼が一概に「DV男」だと決めつけずに、それでいてもし「あれはDV被害ではなかったのか」と思い当たることがあれば、項目をチェックしてみてください。

大事なことは、身の危険を感じたら、すぐに専門家に相談することです。手遅れになる前に、自分で自分の身を守るためにも、専門家へGO!です。

(夏目かをる)


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この記事を書いたライター

ワーキングウーマン2万人以上の取材をもとに、コラム、ルポ、小説と幅広く執筆中。07年10万人に一人の難病・ギランバレー症候群を後遺症なしに完治。牡牛座、愛猫はエルメス。小説「ボディー・クラッシュ」(河出書房新社)、「季節はずれの恋」(講談社)。「同窓会恋愛」「女の33歳の壁の正体」(週刊朝日)。書籍「英語でリッチ!」(アーク出版)で第12回ライターズネットワーク受賞。 ・恋愛小説「眠れない夜」配信中 ・公式ホームページ:http://tcw.jp/moon-river/恋愛婚活結婚blog
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