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2019年03月15日更新

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百一回目。

おとなの恋愛に物申す

 

 

連載101回目です。ドラマ『101回目のプロポーズ』から28年。13歳だった私は、大人になったらどんなプロポーズをされるのだろうと妄想していましたが、いまだプロポーズなどされたことがありませんし、されないまま人生を終える確率も高くなってきました。

 

これまで私から好きな人に「結婚しようよ!」と言ったことは何度もありますが、全員が見事に聞こえないふりをしていました。そして私と別れたあとに、次の彼女と即ゴールインというパティーンが非常に多いのも私ならではですね。私とのラテン系アメリカンハッスルな恋愛に疲弊して、次に出会った女性が北欧系マリメッコに見えるってやつ。

ふん!マリメッコなんて一つも持ってないもーん。まりもっこりだったら家のどこかにあるけどさー。こういう可愛げのなさがいけないんだろうな。ま、直す気ないですけど。

 

先日は、だんだんと春の陽気になってきてデートでもしたいなあと一緒にランチをしていた25歳の男の子に「アイススケート行こうぜ」と声をかけたら「春の話してたのに、何言ってんすか?」と軽くあしらわれました。

 

私の話に相槌をうちながらも彼はスマホとにらめっこ。「ったく、携帯ばっかいじってんじゃないよ。ユーチューバーかよ」「西山さん、ユーチューバーって言うのは」「知ってるよ!」とアホみたいな会話をしていると、彼が「この子、可愛くないすか?」とスマホを見せてきました。画面の向こうでは、いわゆる量産型女子大生風の女の子がこちらに笑顔を向けております。

 

「渋谷に行ったら1万人いる」という私の答えを無視して彼は「いやー、やっぱりこのマッチングアプリ、レベル高いんすよね」と何だか嬉しそう。聞けばそのマッチングアプリは審査が厳しいらしく、男は年収をクリアしなくては入れないらしい。そして女は可愛くなきゃ入れないらしい。つまり「金がありゃ可愛い女とつきあえると思っている男」と「可愛けりゃ金のある男とつきあえると思っている女」が集まるサイトということ。品がないことこの上ない。まあ、需要と供給って意味では合っているのでしょうね。

 

そもそも私からすると、マッチングアプリって出会い系サイトでしょ?それって犯罪の温床でしょ?という認識。「なんでそんなものやってるの?」と彼に訊くと「だって効率的じゃないすか」と即答。あまりの見解の違いに、おばさん返す言葉もなし。若い子は男女の出会いにすら効率を求めるのか

 

「男女の出会いってそういうもんじゃないと思うんだけどね」とぽつりと言うと「相手がいない西山さんに言われても説得力ないっす」と笑う彼。「そうだな、じゃあとりあえずアイススケート行こうぜ」「いいっすよ」うーん、若い子の考えていることがますますわからない41歳なのであります。


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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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