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2019年04月12日更新

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百三回目。

おとなの恋愛に物申す

 

休日の夜、同級生5人で赤坂の居酒屋に集いました。端からみると女子会なのでしょうが、もう立派なおばさんが女子というのもねえ。

 

この5人、中高大の同級生でありまして出会いは13歳。今でもこんなに仲良くいられるのは女子校の結束力と、何よりも独身率が高いことにありましょう。5人中4人が独身です。35歳以上の独身女性がその後に結婚できる確率が2%といわれていますので、それで計算すると私たち4人は誰も結婚できません。4人のうちの2%って腎臓1個分とかでしょ。臓器提供婚?完全に闇しか感じない。とはいえ、私たちはみんなで集えば笑いっぱなしで悲壮感などまったくありません。

 

最近は健康に関する話題が多くはなりましたが、やっぱり楽しいのは恋愛トーク。私以外は、婚活アプリで出会った人たちとデートを重ねていると聞いて、自分は本気度が足りないなあと思うのですが、そもそもこれに関しては事務所からNGが出ています。

 

気温2度の中、ガンジス河で沐浴をするという撮影も、マラリア汚染地域にあるカンボジアの地雷原での取材も、事務所からNGが出なかった女優・西山繭子ですが、婚活アプリにはNGが出るのだから、やはり出会い系サイトというのは私が思っている通り、人命に関わる危険があるのですよ。

 

マネージャーから「そういう理由じゃありません」という声が聞こえてくるけど気のせいね。でも彼女たちの話を聞いていると、それはそれで大変そう。本当は54歳なのにプロフィールを45歳にしていた男とか、初めてのデートでごちそうになったら「あなたといるとお金が続きません」と言ってきた男とか、みんなで話すと笑い話にもなるけれど、その時は辛いよなって思います。

 

「繭子は?最近は仲良くしている人いないの?」と訊かれ、気になる人の話をしたところ、友人から驚くことを言われました。「中学生の時からそうなんだけど、繭子が好きな人の話をする時ってほとんどが悪口で、繭子って本当にその人のことを好きなのかな?って思っちゃうんだよね。でもこっちが『好きなの?』って訊くと嬉しそうに『超大好き』って言うから、正直わけがわからない」「でもさ、そうじゃなきゃ惚気話になっちゃうじゃん」「いやいや、恋愛の話って惚気と悪口の2種類だけじゃないから。そもそも繭子って恋愛のふり幅がおかしいんだよ。たまには間(あいだ)をとって」これを聞いた瞬間、何だか目から鱗が落ちたようでした。

 

そうか、恋愛において間をとるという概念が私にはなかった。好きな人が「ちょっと意地悪な女の子が好き」と言えば、『キャンディキャンディ』のニールとイライザばりに意地悪になり、好きな人が「一緒にいて学びがある女性が好き」と言えば金八先生ばりに熱くなり、好きな人が「頑張っている女性が好き」と言えば無酸素でエベレストに登りかねないのが私なのです。

 

でも違うのだよ、ワトソンくん!間だよ、間なのだよ!すごいことに気づいちゃったぜ。ひとまず次のデートの待ち合わせは武蔵小山だな。なぜならグーグルマップを調べたところ、気になる彼の家と私が住んでいる家のちょうど間が武蔵小山だったからです。友人からの教訓をさっそく生かしちゃうデキる女、それが西山繭子です。


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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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