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2019年09月27日更新

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百十五回目。

おとなの恋愛に物申す

 

最近やたらと『麗しの宝石ショッピング』を見てしまいます。宝石専門チャンネルGSTVがやっているジュエリーの通販番組ですね。

 

「なんと、これ!お値段が298000円!」と言われて最初は「高いじゃん!」と思っていましたが、最近では感覚がマヒしたのか「わー!お買い得!」と思うようになってしまいました。売り手の思うツボですね。とはいえ、実際に購入したことはありません。

 

そもそもジュエリーにさほど興味のない私、持っている高価なものといえば指輪1つだけ。このコラムの第100回の時に掲載した写真で薬指にしていた指輪です。これは両親の婚約指輪と結婚指輪を合わせてリフォームしたもので、両親が離婚していることを考えればある意味呪いの指輪なのです。しかも7号で作ったものだから、左手薬指にしか入らないというね。

 

「薬指にしたらますます男が寄ってこないよ!」と友人に忠告されましたが、興味のない男を寄せつけないメリットの方が今のところ大きいです。興味がある男には自ら指輪の所以を話し「だから、指輪はこれでじゅうぶんなんだよね」と金がかからない女ということをアピールします。効果的にはたらいたことはないけれど…。

 

自分がそんな風に指輪を意識しているからか、私はやたらと男性の薬指をチェックしてしまいます。山手線で口を開けて寝ているおじさんでさえチェックするのだから、これはもう性癖と言って良いかもしれません。

 

そしてまったく恋愛対象ではないのに、そんなおじさんの結婚指輪ですら心がチクりと痛むのです。すごく素敵な人だと言わずもがなで、どんな奥さんなんだろうなあとか、勝手に結婚式のスライドショーまで妄想してしまいます。

 

男性の結婚指輪はそんな風にいつも私の心をかき乱します。そうかといって既婚者が結婚指輪をしていないと「死刑」とさえ思います。

 

今から10年ほど前、独身女3人でバンコクに行った時のことです。友人の後輩である現地駐在の商社マンとごはんを食べに行ったのですが、会ってすぐに私たちは結婚指輪をチェック。お!独身!色めきだつアラサー女3人!

会話の中でも「日本に帰るとコンビニのおにぎりとか、嬉しくて食べちゃうんですよね」と言っていたので独身だとばかり思っていたのに、私が「なんでこんなに素敵なのにお一人なんですか?」と言うと彼は驚いたように「え!僕、結婚してますよ。子どもも2人います」と言いました。

 

一気に酔いが醒めた私たち。散々ご馳走になったのに「あいつ、結婚詐欺師だよね」と悪態をつきながら日本へ帰国したのです。これ以来、指輪だけで判断してはいけないということがわかりました。でもね、それでもやっぱり指輪がない薬指を見るとわくわくしてしまう西山繭子なのであります。


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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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