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西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百十七回目。

それでも恋がしたいんだ!/西山繭子

 

先日、電車で隣の席に男子学生が座っておりました。「今日何時に起きた?」「6時半です」「え!早くねえ?」「朝の時間をゆっくりするのが好きなんですよね」もうその言葉に「私もそうなの!結婚して!」と叫びそうになりました。

 

若い男の子で早起きが好きなんて珍しいですよね。男の人はとにかくぎりぎりまで寝ていたいというタイプが多い。私も、これまでその生態に苦しめられてきました。お休みの日も昼近くまで寝ている。旅行に行ってもなかなか起きてくれない。「ねえねえ!時間がもったいないよ!早く起きてよ!」と身体をゆさぶり、最終的にキレられるというパターンを何度経験したことでしょう。

 

ここ数年、加齢のためにますます目覚める時間が早くなりました。だいたい6時前には目が覚めてしまいます。そんな私と共に朝の時間をゆっくり過ごしてくれる人が今後現れるとしたら、もうおじいちゃんしかいないのかもしれません。ああ、男の人と一緒に朝ごはんを食べたのなんて最後はいつだっただろうか。うーん。考えても父の顔しか浮かびません。

 

6月に行ったフランス、イタリアでは毎日一緒に朝ごはんを食べていました。父とはいえ、一人暮らしの私にとっては、誰かと食べる朝ごはんって幸せだなあと思いました。そんな父、少し前まで銀座松屋で『伊集院静展』なるものを開催しておりました。初日のレセプションパーティーにはたくさんの方が駆けつけてくださいまして、その中には小泉進次郎さんの姿もありました。

 

父に「もう少し早く紹介してくださったら、私が西山クリステルになっていたかもしれないのに!」と言うと「わけがわからないことを言わないように」と叱られました。他にも武豊さん、石橋貴明さん、オカダカズチカさんと錚々たる顔ぶれでしたが、素敵な独身男子に出逢うことはありませんでした。

 

家族の祝いの席で、まったく私は何をやっているのでしょうか。でも以前、父から恋をすることは何よりも素晴らしいことだと教えられましたので、その教えをきちんと守っている良き娘ということにしておきましょう。


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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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