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西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百十九回目。

それでも恋がしたいんだ!/西山繭子

 

最近、初めてダイエットアプリなるものをダウンロードしました。検索したところあまりの種類の多さにまず驚きました。ダイエットって永遠のテーマですものね。以前、女友だちが「私は太りやすいから16歳の頃からずっとダイエットのことばかり考えてる。いくつになったら辞めていいんだろう」と嘆いていました。

 

私はもともと太りやすい体質ではないのですが、今回、本格的にダイエットをしようと思ったきっかけは知人のSNSでした。共通の友人と食事をしている時に「××のFacebookに繭子が載っていたよ」と言われて写真を見せてもらったのですが、あまりの二の腕の太さに自分の目を疑いました。

 

これまでも「少し太ったなあ」ということはあったのですが、上半身に肉がつくことはなかったので衝撃でした。「え!私ってこんなに二の腕太いの!?てか、こんなにおばさんなの!?」

 

友人は「全然太くないよ。おばさんではあるけれど」と慰めてくれたのですが、もちろん私の耳には入りません。自分では気をつけているつもりでも、その努力よりも速いスピードで身体が中年化しているのだなあ、と悲しい思いでその写真を見ておりました。

 

しかし、身勝手な私はそのうち写真をアップした知人に腹がたってきました。あいつ、アップして良いかの断りもなかったぞ!

 

自分ですら忘れそうになるのですが、実は私、女優なのです。広末涼子、戸田恵梨香、有村架純、吉瀬美智子と名だたるメンツが所属する事務所フラームの女優なのです。この間も久々に事務所に行って「お歳暮に帝国ホテルのカレーとかあったらキープしておいて!」と貧乏くさいお願いをしてきたばかり。もう20年も所属していますからね、スタッフも「了解!」と慣れたものですよ。

 

それでも女優なのです。その女優の写真を断りもなくアップするってどうなのよ。しかもその人、編集者なのに。ただ、もちろん私も意識が足りなかった。そこで、これからは気軽に写真を撮ることをやめようと心に誓ったのです。

 

しかし先日、なかなか予約がとれないイタリアンに友人たちと行った時のことです。そのうちの一人が当然のように自撮りを始めました。「はーい、みんなー」とカメラを向けた際、私が「SNSに載せるならはずれるね」と言ったところ、完全に場がシラけました。

 

その時のメンツには、以前から会ってみたかった男性も含まれていたのですが、彼も「女優さんって大変だね」と苦笑いを浮かべていました。ああ、これでまた恋が遠のいた。SNSって本当に厄介ですなあ。


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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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