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2019年12月20日更新

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百二十一回目。

それでも恋がしたいんだ!/西山繭子

 

2019年も終わりを迎えようとしています。今年も結婚はおろか、彼氏もできませんでした。でも恋はしました。うまくいかなかったけど、彼のメールに一喜一憂していた数ヵ月は毎日が楽しかったです。

 

そして恋は盲目ということが改めてわかりました。私との約束を「会議が入ったからリスケして下さい」とキャンセルしておいて、その日にワインバーで合コンしたことをSNSにあげたり、効率的という理由で家での食事は全てUBER EATSだったり、読んでいる本のほとんどが金を稼ぐことにまつわるものだったり、年収の高い男と顔が可愛い女しか登録できない東カレデートというマッチングアプリを使っていたり、今考えてみたら完全なるクソ野郎なのですが、一度好きになると何も見えなくなるのが西山繭子でありまして、彼に振り向いて欲しくて自分磨きに励んでおりました。

 

どこで目が覚めたのかといえば、彼のSNSの裏アカウントを見つけたことにあります。私と一緒にいた時にせっせとインスタをアップしていたことにも驚いたのですが、何よりもびっくりしたのはものすごく上手に私の存在を消していることでした。

 

SNSでは「匂わせ」という行為が時に見られます。公にできない恋を、あの手この手でアピールすることですね。しかし彼がしていたのはこれの真逆の「匂わせず」という新しい手法。彼のフォロワーを見ると、女子アナ志望みたいなタイプの女の子がずらり。この「匂わせず」は彼女たちへのアピールなのねということがわかりました。モテたいという気持ちはわからなくはないが、存在を消された私としてはやはり面白くない。

 

それ以外にも、写真と共に投稿された言葉の稚拙さに100年の恋も冷めてしまいました。この時にまず思ったのは、やはり私は男を見る目がないのだろうか?ということ。彼の第一印象は「真面目でしっかりした人」だったので、思い違いも甚だしい。

 

でもこの見る目を養いたい…などと書いていたら今「隣に引っ越してきました」と若い男の子が保湿ティッシュ3箱セットを持ってご挨拶にきてくれました。なんて礼儀正しくて良い子なのでありましょう!あ、でも待てよ。見る目がない私のことだから気をつけなくてはいけない。もしかしたら夜中に大音量でヒップホップをかけたり、燃えるゴミの日に大量の缶を出したり、彼女と大喧嘩をして警察を呼ばれたりするかもしれない!あ、それは前にいた隣人だった!

 

うむ。穏やかに過ごせるようにも、彼が善人であることを願います。2019年もお付き合いいただきありがとうございました。2020年も西山繭子は全力で恋をしたいと思います!


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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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