大人女子のためのWebメディア
検索
  • Grapps
  • 大人の恋愛
  • 西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百二十六回目。

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百二十六回目。

それでも恋がしたいんだ!/西山繭子

 

みなさま、ごきげんよう。前回のコラムで書いたバレンタインの件ですが、チョコレートは結局渡すことができず、見事に私の胃袋におさまりました。いやー、やっぱり美味しかったぜレダラッハ。願わくは、お金持ちのスイス人と結婚して毎日レダラッハを食べながら、ヨーロレリヒーとご機嫌な生活がしたいです。

 

そのために、というわけでもありませんが今年になってからフランス語の教室に通っています。これまで1番多く行っている国はフランスでありまして、行くたびに言葉を勉強しなくてはなあと思っていたのですが、スペイン語に走ったり、やっぱりまずは英語からでしょと思ったりで、ずいぶんと後回しになってしまいました。

 

フランス語と聞いて、このコラムを読んでくださっている方はある男の名前を思い浮かべたかもしれません。そう、ここに何度も登場しているフランス人青年オスカルであります。『フランス語の学校に行き始めたよ』とメールをすると『最高じゃないか!僕のためにありがとう!でも学校なんかに行くよりも、今すぐパリにおいで。僕がマユコの先生になるよ。キス、キス、キス!』とラブリーな返事がきました。

 

いや、別にオスカルのためではないんだけどね。むしろフランス語が話せるようになったら、もっとセクシーで頼りになる大人のフランス男にいきますよ。危機感ゼロのオスカル。かわいいなあ。会いたいなあ。最近、少し心が疲れているので、こんな時は何を言っているかよくわからないけどずっとハグしていてくれるようなオスカルがうってつけのように思います。しかし日本を離れるわけにはいかないのでセルフハグ。ぎゅっと自分で自分を抱きしめます。

 

さわってみると何だか背中がムチムチとしているなあ。若い頃はブラジャーをつけた時に背中や脇に段ができることなんてなかったのに。きっとブラジャーのサイズを上げれば良いだけなのだろうけど、セミオーダーのデューブルベだから、貧乏性の私は自分の身体を戻す方を考えたい。ここ最近はバレエもジムもウォーキングもしていないので、どうにも輪郭がぼんやりしてきました。春に向かって、いろいろと取り戻さなくては。止まっていた自分の時間を取り戻さなくては。

 

父が倒れてから1ヵ月が経ちました。日に日に回復している父を見るのは娘としては嬉しい限りです。もちろん万全の状態になるには、もう少し時間がかかると思います。少し前のことです。父の意識がまだはっきりしない時、点滴を変えに来てくださった看護師さんが私を見て「娘さんですか?そっくりですね」と笑顔を浮かべました。すると父が「この子には幸せになってもらいたいんだ」とぼんやりとつぶやきました。

 

ベッドに横たわる父を見ながら、思わず涙が出ました。本人は覚えていないかもしれません。それでも私は、その言葉を聞いた時に自分が何をすべきか、どう歩んでいくべきかを考えました。そして考えに考えた結果、こう思いました。やはり恋をしよう!まずはこの病院のお医者さんだ!すみませーん!独身のお医者さまはいませんかー!?まさに親の心子知らずでありますな。


【この記事も読まれています】
ブックマーク LINEで送る

この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
  • Grapps
  • 大人の恋愛
  • 西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百二十六回目。
アプリでGrappsが
サクサク読める♪

5000本以上の記事が読み放題♪悩める女性のバイブルGrappsを 電車の中でも移動中でも快適にチェックすることができます。