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西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百二十八回目。

それでも恋がしたいんだ!/西山繭子

 

ニュースで濃厚接触と耳にするたびに、いやらしいことを考えてしまう自分がイヤになる今日この頃、みなさんいかがお過ごしですか?パリに暮らすオスカルはじめ、ヨーロッパの友人たちはみな外出禁止令に苦しんでいるところ「東京はみんな普通に朝のラッシュで会社に行っているよ。そういう国だからね」と伝えると皆一様に驚きます。

 

オリンピックを含め、日本はこの先どうなるのでしょう。もう二度と恋ができないまま消滅なんて、そんなの悲しすぎる。相変わらず西山のおばさんは呑気だなと思われそうですが、これが私の仕事なんだよ!父親が倒れようが、自分の体調が悪かろうが、スーパーで長ネギを買ってから「これ、明日の号外です」とまさかの長ネギ特売を知って白目になろうが、粛々とオモシロおかしく原稿を書くのが私の仕事なんだよ!

 

ということで気を取り直して、ごほん。えー、最近の私の悩みは年下男子との接し方であります。春はお別れの季節でもありまして、私が働いている職場でも、アルバイトをしていた学生くんが4月からは晴れて社会人ということで、先日が勤務最終日でした。22歳の男子と話すこと機会などそうそうないので、隙を見つけては、がしがし話かけていました。

 

「ねえねえ、やっぱりデートって言ったらラウンドワンだよね?」「いや、そうでもないです」「いつも白シャツでエレカシみたいだね」「はい?(たぶんエレカシがわかっていない)」「パソコン買うならどこがいいの?」「ヨドバシカメラ秋葉原店です」「今日、仕事終わったらみんなでインド料理屋に行くんだけど、一緒に行かない?」「えーっと、僕は大丈夫です(斬新な断り方!)」と、私はごくごく普通に話しかけていたつもりだったのですが、30代の同僚女子から「西山さん、セクハラで訴えられても文句言えませんよ」と言われてしまいました。

 

何とまあ!佐藤浩市似の上司が「あれ?髪型変えた?」と訊けば「はい!」と答えるのに、非佐藤浩市な上司が、女子社員に「××ちゃん、元気?」と話しかけただけで「キモ!」と言われてしまう、理不尽なアレが私にもやってきたのか!がびーん!

 

それ以降、少し気をつけるようにはなったのですが彼の勤務最終日、おちゃらけおばさんは思わず「え~、これから会いたくなったら、どうすればいいのぉ~?」と再びセクハラ発言。優しい彼は笑顔で「じゃあLINEでも交換しますか?」と言ってくれたので「わーい!約束ね!あとで交換しようね!」とおばさんは大はしゃぎ。そして終業時間になり、私は「おつかれさまでした!社会人になっても頑張ってね!」と彼を笑顔で送り出しました。

 

彼が去ってから同僚女子が私のところにきました。「LINE、交換しました?」「は?してないよ」「えええ!どうして?」「だって、絶対に用ないじゃん」「西山さんって鬼ですね。何だか、もう怖いです」と。うーむ。自分ではセクハラにならないように気をつけたつもりだったんだけど、同僚女子には「人として間違っている」とまで言われてしまいました。妙齢になると新たな悩みが増えてくるのですねえ。


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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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