「こないだしたのっていつ?」
「思い出せない……」
妻のことを抱かなくなった、カミさんとはする気になれない、……という夫は少なくない。
もし、あなたが旦那やパートナーへの愛情が薄れ、むしろ触れてこなくてせいせいしてるのであれば構わない。でもまだ「女でいたい」「女として見られたい」のなら、早めに対処すべきだね。
今回のスパルタ塾では「男が妻を抱かなくなる理由」をレクチャーするよ。
だって、仕事で疲れてるし、もう寝たいから
・「正直、男は仕事で受けるストレスが溜まってる。パートのカミさんとは違って労働時間だけでなくのしかかる責任もハンパないしね。家帰るとグッタリで、エッチなんかより睡眠時間の確保が大事。働き盛りの男はみんなそんなもんじゃないの?」(43歳男性/営業職)
・「思春期の子を持つ親だと家庭でそういう気持ちにはならないと思うよ。妻は子供のことばかり気遣ってるし、夕食後は片付けしたり次の日の朝食やお弁当の下ごしらえやらなんかで忙しそうだしね。妻を待ちながら晩酌してると俺が眠くなっちゃって……。とても変な気起こす環境になんてないよ」(45歳男性/設備)
――現代のストレス社会において男性は、性的なモノよりも疲労が溜まってるのね(笑)
だから性欲よりも大事なのは睡眠ってか!!
激務をこなすサラリーマンからしたら家は休む場所。加えて男性にとっては家庭環境からもそういう気が起こらないともいえるね。
日常生活を送ってる家だとまるでエッチモードにはならないんだよ。
そういう旦那とはリフレッシュしに行くべきね。たまには夫婦で出かけたほうがいい。
温泉旅行や非日常の場所にでも連れだしてみて。
男なんて奥さんが子供にばかり目を向けてると自分はないがしろにされてるって思ってしまうもの。ホントは自分のこともかまってほしいんだよ。
神崎桃子の恋愛説法:男の愛を取り戻すには、男にも「その気になるシチュエーション」を与えること。
だって、ひとりでするほうが気楽だから
・「正直、めんどくさいのよ。色々な過程を省いていいならラクだけどさ、風俗や商売じゃないからね。奥さんの具合を伺いながら気持ちよくさせてあげなきゃいけない。結婚前は一生懸命そういうサービスしてたけど、いい加減疲れてきた。相手が動かずに横たわってるだけだと馬鹿らしくなってくる。それなら一人でする方が手こずらなくていいし(笑)自分のイキたいときにイケるしね」(37歳男性/教育)
――女にはひとりエッチは分が悪いもの。男性のように一人ですれば楽チンってわけではない(笑)
女性の場合は前戯が快楽へと導くといっても過言ではないだろうしね。
でも男にはそのプロセスが大変なんだ。相手の塩梅を見計らいながらコトを進めなくてはならない(笑)
自分の都合でいつでもというわけにはいかない。
それに付き合いが長くなればなるほどマンネリ化してやる気が薄れるのは当たり前のこと。
だから夫婦になると手を伸ばせはそういうことができるのにもかかわらず「いつもそんな疲れることしたくない」って気持ちが先に生まれてしまうのダ。
「一人でする方が面倒なくていい」なんて男に思われるなんて逆に“女の沽券にかかわること”じゃない?(笑)
女は受け身、こうされて当然だと思わずに自分からも攻めたほうがいいね。
神崎桃子の恋愛説法:男には「相手を満足させなきゃいけないという」負担がかかるもの。だからこそ、女も工夫するべき!
だって、いつもイライラして怒ってるから
・「奥さんにはいつも笑ってて欲しいし、女らしくいてほしいと思ってたけど、結婚すると女は変わるね。最近はいつもひとりでイライラしててやたら怒りっぽい。もう俺になんて触れられたくないんじゃないの?だから、妻には触れてない。逆に触れたら噛みつかれそうで怖い。ほら、“触らぬ神に祟りなし”っていうじゃない?男が生理的欲求を解消したいなら他に方法なんてあるからね、別に奥さんとしなくても構わなくなってる」(46歳男性/コンビニ経営)
――「え?何をイライラしてんの?」「なんで怒ってんの?」と、夫は妻のその不機嫌な理由を知らない。そしてそのイライラの原因が自分も一役買ってるってことを男は気づいていない。
女は愛に満たされてたらイライラしたりしないのにね。
女がムスッとしてるのはズバリ欲求不満だから、なのにね(笑)
そう、精神的にも、肉体的にも……。
「触らぬ神に祟りなし」とは、神の怒りに触れたくなければ一切の関わりをもつなという意味だけどさ、「本当に妻の怒りに触れたくなければ放置すんな!ほっとくんじゃない!」って話。
自分に潤いを与えてくれさえすれば女はニコニコ笑ってられるもんだ。
でも夫からしたら、自分の愛が不足していることで妻が怒りっぽくなったというより、
「結婚すると女は怒りやすくなる」と思い込んじゃってるから厄介なのよ。
だから旦那の愛情が欲しかったら、かえってムスッとするより自分から旦那に優しくすること、だね。
神崎桃子の恋愛説法:男は女が不機嫌だと心配するどころか近づいてすらこないもの。レスを解消したければ笑顔でいること。
心も身体も冷えた夫婦にならないためには……。
男は女が思うよりも案外デリケート。
結婚生活にも性生活にも「男としてのプライド」や「プレッシャー」がかかっている。
でも男はそんな俺に気づいてくれとは言えない。
本当は俺をねぎらってほしい、俺を褒めてほしい、俺を慰めてほしいんだよ。
男は自尊心を満たしてもらえることでやる気がでるもの!
だから妻に認めてもらえず、妻の前で男としての自信がなくなると
旦那は「エッチは一人で」とか「エッチは外で」と、なるんだよ。
心も身体も冷えた夫婦にならないためにも、もう一度彼を男にしよう!!
(恋愛事情専門家/恋愛コラムニスト・神崎桃子)