大人女子のためのWebメディア
検索
  • Grapps
  • 大人の恋愛
  • 西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百四十五回目。
2020年11月20日更新

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百四十五回目。

それでも恋がしたいんだ!/西山繭子

 

バレエ仲間のYちゃんから「入籍しました」という素敵なお知らせが届きました。私が普段連絡をとっている友人は総じてじじばばなので「入(にゅう)」といえば「入院」といった具合のため、ここ最近見慣れなかった文字に、動悸ではなく胸がきゅんきゅんしました。この年始におこなった発表会の打ち上げの時に、Yちゃんが「彼氏ができたんです」と嬉しそうに言っていたのを覚えていたのですが、それ以来Yちゃんと会っていなかったこともあり、「彼氏ができた→結婚した」が私にとっては瞬く間の出来事に思えました。

 

でもよくよく考えたら10ヶ月もある。クモ膜下出血で倒れた父の看病のもと闘病記を書いていたらいつの間にかデスノートになっていた冬、緊急事態宣言が発令され堂々と仕事をしなくていい日々にこの上ない幸せを覚えた春、東京アラートという無意味な警報のもとで相変わらずのラッシュに揺られて日常に戻った夏、やれトリュフだ松茸だと美味しいものを食べすぎてせっかく落とした5kgの体重が戻りつつある秋。私がそんな風に過ごしていた10ヶ月の間、Yちゃんと彼は愛を育んでいたのだなあ。いいなあ、いいなあ。素敵だなあ。

 

Yちゃんのメッセージにはディズニーランドで撮った2人の写真が添付されていました。ディズニーが大好きなYちゃん。彼女はバレエのレッスンの時も、可愛らしいディズニーのキャラクターの持ち物に囲まれていました。くたくたになった母手作りのトゥシューズケースを小脇に抱えていた私とえらい違いです。そしてYちゃんは嵐が好き。詳しい統計をとったわけではありませんが、嵐好きにはディズニー好きが多し。そして彼女たちは総じて女子力が高い。

 

15年ぶりに行ったディズニーランドの帰り道で「楽しかったね。まーたん、また連れて来てね」と甥っ子に言われて「もう、まーたんは死ぬまで来ません」と言ってしまう私とは、もはや根っこが違うのです。嵐のメンバーに、いまだ20代のイメージを抱いている私とは、骨の髄から違うのです。もちろん共演した時は、本人を目の前に脳内で『A・RA・SHI』がエンドレスで流れるぐらいには好きですが、ファンとまではいきません。

 

ああ、やはり女子力の高さは幸せに直結するのですね。先日、東京大学のグループが発表した分析結果によると、結婚や異性との交際をしていない人の割合がこの20年で女性は1.5倍に増えたそうです。男性50.8%、女性40.7%。そして「異性との交際を望んでいない」という人の割合は男性で25.1%、女性で21.4%。自分は40.7%には入るけど、21.4%には入っていないなあと思ったのですが、よくよく見ると調査対象は18歳から39歳の男女。そもそも世の中における「恋愛、結婚」という枠からもはじかれているという事実にもうやけ酒であります。ふぐの美味しい季節ですからね、ヒレ酒なんてよろしいんじゃないでしょうか。


【この記事も読まれています】
ブックマーク LINEで送る

この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
  • Grapps
  • 大人の恋愛
  • 西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百四十五回目。
アプリでGrappsが
サクサク読める♪

5000本以上の記事が読み放題♪悩める女性のバイブルGrappsを 電車の中でも移動中でも快適にチェックすることができます。