不倫は許される恋ではないのに、なぜ人は不倫のハマってしまうのでしょう?不倫してしまう女性の心理と、不快沼から抜け出すための方法をお話しします。
<目次>
ロミオとジュリエット効果
心理学では“ロミオとジュリエット効果”というものがあります。その字の通り、反対されればされるほど恋心が燃え上がってしまう、という心理学的な効果です。不倫にはこのロミジュリ効果が大きく関与しています。これが根底にあると仮定して、不倫してしまう女性を3タイプに分けて解説します。
(1) 誰かのものだと欲しくなっちゃう系
ことわざに「隣の芝生は青い」というものがありますが、まさにこのタイプに当てはまります。他人の所有物だからこそ良く見えてしまうんです。
このタイプは心の奥底に自分への自信のなさが隠れています。自信のない自分は何事においても価値を定められません。その選択が正しいことなのかどうか分からないのです。ですから、誰かが選んだものを“良いもの”と判断するわけです。
良いものより悪いものが欲しい人なんていません。誰だって手に入るなら良いものが欲しいですよね。他者に対して評価を依存することで物の良し悪しをはかっているわけです。
(2) お父さんを求めている系
幼少期に父親からの十分な愛情を得られなかったり、父親との関係が悪かったりした女性は、男性に“理想の父親像”を求めてしまいます。つまり家庭を持ち、父親としてしっかりやっている男性に対して強く魅力を感じてしまうわけです。
父親から愛されたいという気持ちがこじれて、それを男性に対して求めてしまうんですね。
本来なら“父”と“恋人”は離して考えなければいけません。そこを混在させてしいまっているのが、このタイプの特徴となります。絶対的な家族愛を男女の愛で埋めようとしてしまうんです。
(3) 世界に酔っちゃうヒロイン系
ロミジュリ効果が一番強く出ているのがこのタイプ。「私たちは結ばれる運命にある」と思い、「出会うのが遅かっただけ」と自分に言い聞かせます。反対されればされるほど気持ちが燃え上る、少し厄介なヒロイン系です。
このタイプは周りの意見には耳を貸せないので、誰に何と言われようとピュアな愛を注ぎ続けてしまいます。周りの反対意見が全てスパイスとなってしまうんです。
不倫沼から抜け出すために
ちょっとした火遊びならまだしも、ズブズブで離れられない関係になってしまったらどうしたらいいのでしょう。その沼から抜け出すための方法をご紹介します。
(1) 冷静になる
燃え上がっている恋心は置いておいて、一度冷静になってみましょう。不倫はそもそも良いことではないということを理解しましょう。
みんなにバレたら?裁判を起こされたら?慰謝料はいくらなの?子どもはどうするの?などなど、ネットで調べればそんな話はザクザク出てきます。そういった“不倫することで起こりうるデメリット”から目をそらさず、冷静な自分を取り戻しましょう。
また二人を繋ぐものは“愛”なのか“情”なのかを今一度よく考えてみましょう。
(2) 距離を置く
もし二人の関係が現在進行形で不倫になるのなら、そうならなくなるまで待てばいいのです。つまり彼が独身になるまで待つということです。
二人が本当に愛し合っているのであれば、何年でも待てるはずです。また、彼があなたに対して真剣なら口だけでなく、それなりの行動を起こしてくれるはずです。
彼の方がきっちり清算するのを待って関係を始めたとしても、決して遅くはありません。自衛のためにもきっちりと線引きをするといいでしょう。
(3) 自分を愛する
不倫にハマる女性は自己肯定感が低く、自分に自信がない女性が多いです。過去の出来事が原因となっている場合が多いですが、それをきっかけにして自分を愛せていない女性がとても多いのです。
「自分は幸せになってはいけない」と心のどこかで思っていませんか?自分のことが嫌いではないですか?
誰にでも愛される権利はありますし、自分で自分を愛することってとても大切なことなんです。自分で自分を愛せないから、その穴を埋めようとして、他人へ強く愛情を求めてしまうんです。
不倫は基本的にはいけないこと
どんなに純愛だとしても「不倫は不倫」とばっさり切られてしまうのが世の中です。「何も知らないくせに口を出さないで」と思う気持ちも分かります。二人のことは二人にしか分かりませんもんね。でも社会のルールは守らないといけません。誰かのためでなく何より自分のためにも、自分の身は自分で守らなければいけません。
自分に対する考え方を少し変えるだけで、どんな経験も成長につなげられるはず。自分を安売りするようなことはやめましょう。あなたは愛されるために生まれてきたのです。自分の生き方にプライドを持って自信を持って生きて行きましょう。