エッチのあと、男が「賢者タイム」に入るのが哀しいと言う女子がいますね。
がしかし、女子の中にも「イッタあとはそっとしておいてほしい。ひとりにしてほしい」と言う人がいますよね。
さて、イッタあとではなく、もっと長いスパンで見たとき、エッチのあと男が死にたいくらい哀しむ女子の言動とはどのような言動なのかについて、今回はお届けしたいと思います。
急にヤラせてくれなくなる
本命の彼氏であろうと、セフレであろうと、彼らは、あなたが急にヤラせてあげなくなると、死にたいくらい哀しみます。
昨日まで、望めばいつでもヤラせてくれた彼女が、今日になると急にヤラせてくれなくなった、なぜヤラせてくれなくなったのかもわからない、ああ死にたいくらい哀しい――これが男のホンネです。
女子からすれば、ある日突然、彼のことを「男として」見られなくなった、ということなのかもしれないですね。そして、そのような心境の変化は、女子本人にもどうすることもできないのかもしれないですね。
でも男は、もっとどうすることもできないのです。
ホントはこうしてほしかったと言う
エッチのあと、男が死にたいくらい哀しむ女子の言動とは、「ホントはこうしてほしかった」と言われることです。
コトのさいちゅうに「ここ舐めてよ」とか「もっと深く挿れてほしい」とかと彼に言うのが恥ずかしい女子って、終わったあとに言いますよね?
それを聞いて、彼は死にたいくらい哀しむのです。
「それをしてほしかったのなら、そのときに言ってよ」と思い哀しむのです。
男はエッチしているとき「彼女のことをちゃんと満足させてあげて『次』があるようにしたい」と思っています。
そう思っている男に、エッチのあと「ホントはこういうプレイをしてほしかったの」と言うと、彼は「おれとのエッチに彼女は不満足だったのかもしれない。ということは、彼女は次ヤラせてくれないかもしれない」と思って、絶望するしかなくなるのです。
触ってこないでと言う
エッチが終わってラブホを出るとき、エレベーターの中で洋服の上から彼女の胸やお尻を触ってくる彼に「触ってこないで」と言うと、彼は死にたい気持ちになります。
――ついさっきまで、彼女はおれが触っても怒らなかったどころか、触ると喜んでいたのに……。おれはまだまだ彼女の身体を触っていたいのに……彼女はもう気持ちを切り替えておれのこと以外のことを考えているの? 彼女のおれに対する気持ちって、そのていどのものなの?
彼はこう思って哀しむのです。
もっとも女子からすれば、多少なりともパブリックな場所で触られたくないということであって、彼に対する愛情が薄いというのではないのだろうと思いますが。
おわりに
絶対に愛する彼氏としかエッチしないと決めている女子はべつにして、それなりにエッチを楽しんでいる女子は、男ほどヤル相手に不自由しないはずです。
たとえば、マッチングアプリで、男は課金されてもされてもヤレる相手に出会えなかったりしますが、女子は……簡単でしょ?
そのような「むずかしさ・簡単さ」は、即、エッチに対する男女の価値観のちがいとして現れます。
女子は、たとえば「まあ、この彼とは『お試し』としてエッチしてみて、もし相性が悪ければ、この男とのエッチは今回限りにして、ほかの男にいこう」と思えますね。
対して男は……ようやっと1本釣りした相手なわけだから、必死です。「この子を満足させないと次がないぞ! 次がなければ、おれはふたたびセックス難民になってしまう! セックス難民になってしまえば、いつ救済されるかわかったものではないぞ」と、決死の覚悟でセックスに臨んでいるのです。
たとえばこの、セックスに対するそもそもの気持ちの違いが、エッチのあと男が死にたいくらい哀しむ女子の言動を生みだしているように思います。
(ひとみしょう/作家・コラムニスト)
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