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【女子のばんそうこう】男性の「下請け」をする女たち。

 

 

はー!トイレットペーパー売ってねえ!!
これがアップされる頃には通常の状態に戻っていることを願っていますが、我が家はいま残り3ロールの恐怖と戦っています…。
さて今回は、少し前の「女同士はコワい」に騙されるな。」に関してのおたよりを紹介したいと思います。

 

★その通り!と思って読みました。
女の敵は女、にしておくと都合のいい人はいます。「美人を叩くブス」「若い子を妬むおばさん」…。しかし残念なことに、嬉々としてその仕掛けづくりを「下請け」する事で男社会で生き延びる女の人も中にはいます。
伊藤詩織さんや性犯罪被害者を「だらしない」と中傷し、産めよ増やせよの「国策」に乗っかっては出産しない人たちを傷付け、夫婦別姓を提唱する議員をヤジる、あの杉田水脈議員はその代表だと見ています。男の本音や角の立つ汚れ仕事全般を進んで引き受けてくれる彼女は、男性優位の議員社会でこそ重宝されていると思います。ですがそのおかげで、本当は社会として向かい合わねばならない問題も「女同士の内輪揉め」のように矮小化されてしまうのです。
女を道具に使う男と、自分ひとり生き延びるために仲間を傷付ける女、その両方の罪に気付いて、彼らが作り上げたからくりを見抜いていくことが、健全な社会を築くために大切なことだと思っています。(匿名女性 32歳)

 

匿名さんありがとうございます!なんかもう文章が素晴らしすぎて端的すぎて、この文章をもって今日は終わりでいいんじゃないか…?と思ってしまうほどです。
匿名さんの言う「下請けをする女」…確かにこの手の女性は年齢問わず意外とたくさんいて、ジェンダー問題の足をちょいちょい引っ張りますよね。 杉田水脈議員や三原じゅん子議員などはオヤジ社会のアイドルというか従順なソルジャーというか…オヤジたちに気に入られ重宝されるうちに彼らの価値観を自分の価値観とし、なぜかやたら旧弊なあり方を押し付けてくる。所属団体における仕事ぶりとしては「よくやった」なのかもしれないけど、同じ令和に生きる女としてアンタなんでそこ行くわけ…?と心底首をかしげたくなりますし、怒りがわきますね。

 

【女子のばんそうこう】男性の「下請け」をする女たち。

 

政治家だけではなく、こういう「男性集団に溶け込むうちに彼らの価値観を内面化し、『女にしては話が分かる』みたいなポジションにいる女性」は世間にもよくいます。いわゆる「名誉男性」ってやつですね。
お恥ずかしながら私も昔はそうでした。男尊女卑では全くないけれど、男たちがよしとするスタンスを私もよしとし、彼らがバカにするものを私もバカにしがちでしたね。私はそこらへんのくだらない女とは違う。物分りがいい。甘くてふわふわして可愛いものだけを至上としてる女(そう思ってる時点で女を雑に見てる)よりずっと価値があるんだよって。
このスタンス、最後には自分も周りの人も傷つける結果になりやすいです。要は「男で、健康で、仕事に専念できて、日常の雑事は誰かにまかせられる」という人間の目線でしか社会を見れないので、そうじゃない人のことをくだらないし愚かしいと思いがちなんですよ。「理論的・効率的・大局的でサバけている人間が世の中の最適解であり、それはつまり男」という考え方は現実社会とも自分自身(だって女だから)とも、実は全く合っていないのです。

 

別に「女は男と対立せよ」「女は女の肩を持て」と言いたいわけではありません。主義主張は性別属性関係なく持てばいい。でも女性を始めとしたあらゆるマイノリティの人たち(そしてこれまでの男社会で生きづらかった男性たち)が昔よりも前に進み、背負った重荷を外してゆくためには、これまでの社会で良しとされていた物差しを変える必要があります。その時に必要なのは「弱い立場、小さな声、効率的でないストーリーに耳を傾ける意思とゆとり」だと思っています。そして、理不尽に慣れ切っていた自分自身の心の声にも。
それがあってようやく、匿名さんの言う通り、これまでに作り上げられてきた社会のからくりを見抜いて『おかしいよね』と声を上げることができ、解体してゆく作業を始められるのではないでしょうか。

 

その目線が本当に自分の中から出たものなのか。どっかのコミュニティのお仕着せじゃないのか。いつも自問してゆきたいものです。

 

 

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この記事を書いたライター

広告会社コピーライターからなぜかダンサーに転身、その後IT企業でライター&クリエイティブディレクターとして勤務。共同購入「ギャザリング」やブランド買い取り「ブランディア」の名づけ親。2000年から「広野ゆうな」のペンネームでメルマガやブログを書き続け、ごく一部でコアな人気を博す。現在はフリーでライティング、ネーミング、コピー、コラム、振付など手がける。Blog: 「フーテンひぐらし」 Twitter: @HironoYuna
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