PMS(月経前症候群)は女性特有のものであり、人によって症状は異なります。身体的な症状から精神的な症状まで幅広く、同じ女性同士でも理解が難しいのに、男性にどのように説明したらよいのでしょうか。いくつかコツを紹介します。
PMSとはなんなのか
そもそも、PMS(月経前症候群)とは何なのでしょう。なんとなく名称だけ知っているけれど、具体的なことはよくわからないという人も多いのではないでしょうか。PMSとは、月経の3〜10日前くらいから始まる不快な症状のことを指します。
症状は人によって様々で、身体的な症状が出る人もいれば、精神的な症状が出る人もいます。症状が重いか軽いかも人によりますし、全く何も感じない、という人もいれば、症状が重すぎて日常生活に支障が出てしまう人もいます。
一概にこういう症状です、とは言いにくいものです。同じ女性同士であっても、なんのことかさっぱりわからない人もいるので、男性に理解してもらうというのは難しいでしょうが、まずは自分がPMSをしっかり理解し、自分の体をわかってあげることが大切です。
どんな症状が出るのか
PMSの症状は、200種類以上と言われています。身体的な症状として、肌荒れ、にきび、体重増加、倦怠感、頭痛、むくみなどがあり、精神的な症状としては、イライラする、八つ当たり、泣きたくなる、憂鬱、落ち着かない、情緒不安定などが挙げられます。
人によって程度も症状も異なりますので、自分はどの症状が強く出やすいのかを知って、周囲にもそれを周知しておくことが大切です。また、PMSがきたらそれを周りに伝えることも重要です。下手に隠して、わけもなくイライラされたり、八つ当たりされては周囲も扱いに困ってしまうでしょう。
どうしてほしいのか
自分の症状が分かり、周囲の人達に伝えることができたなら、PMSのときはどうしてほしいのかも伝えてあげて下さい。人によって程度が異なる事ですから、してほしいこと、してほしくないことも人によって異なります。
八つ当たりしてしまうけれども側にいてほしいのか、一人にしてほしいのか、熱くならず冷静に、具体的な対処法を伝えてください。感情的になって捲し立てては、相手もヒートアップしてしまいます。順序立てて具体的に説明をすることが重要です。
PMSを理解しよう
PMSは女性特有のものですから、男性には説明しにくいという人も多いでしょう。男性のPMSへの理解は進んでいないのが現状ですので、まずは周知していくことが大切です。