先にエッチして、あとから「付き合う?付き合おっか!」となる人は、自分の人生に絶望している人です。言い方を換えると、誰といても、なにをやっていても、なんとなく淋しいと感じる人です。
その「なんとなく淋しい気持ち」は、「わたしは絶対に先にエッチしない」と心に誓っても、消え去ってくれません。だからまた、先にエッチしちゃって、あとから後悔することになります。
そんな「悪瞬間」を断ち切る方法も含め、以下に具体的にお話しましょう。
なんとなく毎日が充実していないように感じる人
なんとなく毎日が充実していないように感じる人や、誰と一緒にいてもどことなく心が満たされる感じがしない人は、つねに「なんとなく淋しい」気持ちを抱えています。つねに、というのは、24時間365日ずっと、ということです。
だから、誰か適当と思えるセックスの相手がいたら、パンツを脱ぎます。
なぜなら、誰かと物理的につながっている間は、その「なんとなく淋しい」感覚を忘れることができるからです。また、出会い頭にセックスすると、相手はあなたのことを「かわいい」とか「すっごいいい女」などとほめそやしてくれることがありますね。そのことによって「今の自分とは別の自分=自分が理想としている自分」に近づけそうな(生まれ変われそうな)感覚(錯覚)を抱けるから、だからあなたはパンツを脱ぎます。
でも実際には、なんとなく淋しいからという理由でセックスしても、なんとなく淋しい気持ちは消え去ってくれませんね。それはなぜでしょうか。
セックスしてもしても、心が満たされない理由とは
なんとなく淋しいからという理由でセックスしても、なんとなく淋しい気持ちは消え去ってくれない理由、それは「過去のある1点に心が縛られているから」です。
自分で、自分の心を、過去に縛りつけているから、人はなんとなく淋しいと感じるのです。
セックスの相手がいないからなんとなく淋しいのではなく、自分で、自分の心を、過去に縛りつけているから、人はなんとなく淋しいと感じるのです。
仕事にやりがいを感じないからなんとなく淋しいのではなく、自分で、自分の心を、過去に縛りつけているから、人はなんとなく淋しいと感じるのです。
だから、セックスしてもしても、心が満たされないのです。
だから、先にセックスしてそのあと猛省しても、1週間も経てば、またセックスして後悔して……というのが続き、結局、自己嫌悪に陥り「どうせわたしはヤリ●ンだし」などと開き直らざるをえないのです。
なんとなく淋しい気持ちから卒業する方法
なんとなく淋しいからという理由でセックスしても、なんとなく淋しい気持ちは消え去ってくれない理由、それは「過去のある1点に心が縛られているから」です、と先に書きました。
ということは、なんとなく淋しい気持ちから卒業する方法は1つ、過去から心を解放してあげるといいということです。それだけです。
がしかし、たったそれだけのことができずに苦しんでいる人が大勢いますね。なので、同じことを別の言い方で言いましょう。
自分を変化させることです。自分で自分を変えてあげることのみが、なんとなく淋しい気持ちから卒業させてくれます。
自分を変えることはとても簡単です。新しいことをするといいのです。新しい環境に身を置くといいのです。
たとえば、大卒の資格がほしいと思いつつ、なにもやってこなかった人は、大学に通うといいです。通信制の大学で比較的学費の安いところって、いくつもあります。ネットで探すとすぐに出てきますね。
新しく副業をはじめるでもいいし、まったく知らない土地に引っ越してそこで住居と仕事を探すでもいいんじゃないでしょうか。
先にセックスしちゃって後悔して、なんとなく付き合って、でもやっぱりつまらなくて別れて、というのを卒業したいのなら、自分で自分を変えてあげる。これに尽きます。(ひとみしょう/作家・コラムニスト)
※参考 『自分を愛する方法』ひとみしょう(玄文社)2020
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