「結婚はしたいけど、今から出会って、付き合って、恋愛して…ってめんどくさすぎる!」そう考えている方は多いのではないでしょうか。
恋愛に疲れた、恋愛はめんどう、恋愛はもうする気はない、そもそも恋愛って何かもよくわかってない…そういった恋愛をしたくない派の人に、おすすめの結婚の形があります。
それは、友達と恋愛感情抜きに結婚する、友達婚です。
<目次>
友達婚とは?
友達婚とは、文字通り、恋人ではなく友達と結婚することです。
友達婚の先駆けとしては、ライターの中村うさぎさん、コラムニストの能町みね子さんが挙げられます。
おふたりとも本人は男性を恋愛対象とする女性ですが、結婚相手は、ゲイの男性。
つまり、夫婦の間には恋愛感情は発生していないのです。
ふたりはそれぞれの事情で、ゲイの男性と結婚。
パートナーとして恋愛感情抜きの結婚生活を送っています。
そのため、恋愛は家庭に持ち込まない主義で、家庭外ではお互い恋愛してもOKという形をとっています。
おふたりの場合は、ゲイの男性がパートナーということで、恋愛感情は絶対に発生しない、という構図になっています。
ただ、ゲイの男性でなくても、友達同士で、恋愛感情抜きに結婚することは可能でしょう。
これからの時代、「お互い恋愛相手としてはタイプじゃないけど、生活するにはよさそうだから結婚しようか」という柔軟な結婚の形もアリになっていくでしょう。
友達婚のメリットとは?
友達婚にはさまざまなメリットがあります。
友達婚のメリット(1) 友情は冷めない
恋愛感情で盛り上がって結婚した場合、相手が家でダラダラしている姿を見たときに急に冷める、ということがあり得ます。
友情で結びついた結婚なら、最初から相手に幻想を抱いていないため、冷める、ということがありません。
友達婚のメリット(2) 話していてい楽しい人と結婚できる
異性として大好きで一緒にいてドキドキするけど、なんとなくノリが合わないとか、話がつまらないとか思ったりする人っていますよね。
友達婚なら、そういった話が合わない人との結婚を避けることができます。
友達婚なら、話していて楽しい、一緒にいて楽な人と結婚できるのです。
友達婚のメリット(3) 自由に恋愛していい
現代の初婚年齢の平均は男女ともに30歳前後ですよね。
寿命が90歳だとしたら、60年間、配偶者以外の人に恋愛してはいけない、ということになってしまいます。
かなり難しいですよね。友達婚なら、恋愛は家庭の外でするもの、と決めておくことができます。
そのため、婚外恋愛を隠すストレスもありませんし、可能性は無限に開かれていることになります。
友達婚のメリット(4) 恋愛しなくてもいい
友達婚は、恋愛なんてもうしたくない、という人にもおすすめできます。
婚活というと、出会って、好きになって、付き合って、と段階を踏むのが一般的なイメージですよね。
友達婚なら、面倒な恋愛というステップを飛ばすことができるのです。
友達婚のメリット(5) 男女の役割にしばられにくい・公平な関係のパートナーになれる
恋愛は男女の役割を強化する働きがあります。
たとえば、彼女の手料理を食べたい、とかいう男性いますよね。
女性には、これまで、料理を含む家事全般をメインですることが期待されていました。
そういった価値観を内面化してしまったカップルは、結婚後も家事・育児の負担が女性に偏りがちです。
ですが、友達婚なら、「女性がこれはするものでしょ」という不公平感は生まれにくくなります。
恋愛より、友達の方が、公平な関係は築きやすいのです。
友達婚も検討してみよう
今回は、友達婚のメリットを紹介しました。
結婚を考え始めた方は、婚活ではなく、「一緒に生活できそうな友達はいないか検討」してみたほうが、効率がいいかもしれませんよ。