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2021年03月12日更新

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百五十三回目。

それでも恋がしたいんだ!/西山繭子

 

ニコラス・ケイジと柴田璃子さんの結婚は私に夢と希望を与えてくれました。ハリウッド・スターと無名の女優が滋賀県で出逢って恋に落ち、31歳という年の差を物ともせずに結婚なんて、まさにシンデレラストーリー。それなのにこのニュースを報じる様子は、どこか皮肉めいています。これも全てニコラス・ケイジの近影のせい。彼をよく知らない20代の女の子も「どんなにお金があっても、あんなハゲデブおやじと結婚するなんて無理」と言っていました。

 

いやいや、お金目当てのはずがないでしょう。だってあのニコラス・ケイジですよ!『リービング・ラスベガス』で映画史に残る酔っ払いを演じた名俳優ですよ!お金がなくても結婚するでしょ!私もニコラス・ケイジと結婚したかった!きっとニコラスに「ババアハオコトワリ」と拒否されるのでしょうけど。ちなみに私と31歳差のハリウッド・スターはトミー・リー・ジョーンズです。一気におじいちゃん枠に突入。

 

しかし緊急事態宣言が延長となった今、出逢いは遠のく一方。そもそも43歳のおばさんが恋愛をするなど、コロナ禍でなくても難しいのですから当然のことですよね。そんな中で久しぶりにイタリア人の友人マルコからメールがきました。「最近はどう?」と訊かれ「ここ最近の新規感染者数は…」と答えると「違う、違う。マユコの恋愛事情だよ」とな。「そんなのあるはずないじゃん!イタリア人のあなたには信じられないかもしれないけど、日本では私のようなミドルエイジは女として終わっているの。43歳の独身女なんて誰も相手にしてくれないよ。もう1年デートすらしていない!」と悲しき現実を伝えました。

 

それに対してのマルコからの返信はこんなものでした。「マユコが自分のことをミドルエイジと言うなんて面白いね。だってYou are simply a “wonderful, charming and beautiful woman”だから。そしてマユコがデートをしていないのは僕がちょっと遠くに住んでいるという理由だけ」いやはや、さすがイタリア人!いや、イタリア人にも気の利かない奴はいるはずだ。ここはやはり、さすがマルコ!

 

父が倒れて大変だった時も、彼は素敵な言葉で私を励ましてくれました。再び海外に行けるようになったら絶対にマルコが暮らすヴェローナに行こう。『ロミオとジュリエット』の舞台でもある恋の街。綺麗な奥さんと美しい二人の娘を持つマルコと恋に落ちることはもちろんないけれど、たまたま撮影で来ていたトミー・リー・ジョーンズと恋に落ちるかもしれない!人生はいつだって可能性に満ちているのです。


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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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