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2021年03月19日更新

男性の庇護欲ってなんだろう?【ひとみしょうの男ってじつは】

【男はこんな女を手放せない!】結局「最後に選ぶ女性」の特徴とは

さて、今回は、というか、今回も、きれいごと抜きにさくっといきますね。

庇護欲、つまり、誰かのことを守りたいと思う気持ち、についてお話しましょう。

男性は女性のことを守りたいと思っているはずだ、とか、思っているだろう、というのは、ある面から見れば間違っています。女性の幻想です。しかし、別の一面から見れば、とても正しいものです。

すでに「嘘」とわかっていること

男性が女性のことを守りたいと思っているのは嘘だ、そんなのは幻想だ、ということは、少なくとも50年以上前にわかっていることです。

すなわち、(少しむずかしい言い方をすれば)、それは家父長制度の崩壊のことです。

戦前は、たとえば、お父さんが「絶対に」一番風呂に入っていました。「お父さん帰りが遅くなるらしいから、お母さん先にお風呂に入るね」なんて会話は、戦前には「絶対に」なかったのです。

お風呂も食事も、すべて「男」であるお父さんが一番。次に長男。そう「決まっていた」のです。

なぜなら、「男は<女子供>を庇護している」という「幻想」を、誰もがうすうす「嘘だ」と知りつつも、「王様は裸だ」とは「絶対に」言えない雰囲気があったから。

 

戦後、サラリーマン家庭が激増します。核家族化が急速に進みます。お父さんは毎日疲れて帰ってきます。給料日には薄い封筒をお母さんに手渡します。「飯はまだか?」「風呂」「寝る」お父さんのそんな短い言葉を聞きながら子どもたちは「へんな人」と思います。

「ちょっとへん」なお父さん

そう!じっさいに「ちょっとへん」なのです、お父さんって。

会社でこき使われて、家に帰ると部屋数が少ないから落ち着ける場所がない。だから居間で「我慢しつつ」黙って新聞を読む(ふりをする)。朝晩の通勤は文字通り「地獄」――そういう暮らしぶりのなかで、ちょっとへんにならない人の方がへんです。

 

かくして、お父さんはただの疲れている人、という風潮が社会全体を覆うようになります。

つまり、「お父さんは家族を守るために毎日会社に行っているけど、でも、なんかうちら守られてないよね、守るってああいうのじゃないよね?」と考える人が増えます。

 

で、ここ20年くらい、「はたらく女性」が増えると、もう終わりです。女性も男性並みに稼げるとわかると、男は「用なし」になります。

というわけで、男性の庇護欲は失墜したばかりか、「ただの幻想」になってしまったのです。

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この記事を書いたライター

〜文筆家〜webに恋愛コラムを6000記事以上(ギネス級!)寄稿したweb恋愛コラムの第一人者。獲得PVもたぶんギネス級。コラムの受賞歴多数(小学館『Menjoy!』編集部より)。著書数冊(すべて電子書籍)。哲学者キルケゴールの「不安」や「寂しさ」を20〜30代女性に向けて極限までわかりやすくかみ砕いた「恋愛と人生」の指南書、『自分を愛する方法』を2020年8月中旬発売 FB Twitter
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