現在、主婦の不倫は珍しいことではありません。しかし、いつの時代も主婦(あるいは主夫)の不倫は、共働き家庭の不倫よりもハイリスクであることは変わりがありません。
主婦の不倫がバレた場合、失うものはあまりにも多すぎます。ですから、主婦が不倫の誘惑にかられたなら、リスクをしっかり認識しておく必要があるのです。
<目次>
主婦の不倫はハイリスク! 主婦の不倫リスク4つ
主婦の不倫リスクは、おおきく4つに分けられます。
(1) 経済的基盤を失う
不倫がバレて離婚を求められた場合、経済的基盤を一瞬にして失うことになります。子どもがいる場合は、さらに深刻です。
親権をとってシングルマザーになった場合、あなたが貧困化する確率は二分の一(日本のシングルマザーの相対的貧困率は50%)です。シングルマザーの貧困は、日本の大きな問題であり改善すべき課題ですが、現状、シングルマザーのふたりにひとりは貧困ライン(平均収入の半分)以下の収入しか得られていません。
これまで問題なく生活できていた場合でも、離婚となった場合、一夜にして貧困化してしまうリスクがある、というのが主婦のつらいところなのです。ただし、財産分与はありますから、夫の収入が多い家庭の場合は、財産分与でしばらくは暮らしていけるケースもあります。
(2) 慰謝料支払い
不倫がバレた場合、慰謝料を請求される可能性があります。不倫の慰謝料の相場は、50万〜300万円です。働いていれば問題なく支払える金額であっても、離婚となり無収入となった場合、支払いに苦労する場合もあるでしょう。
(3) 職が見つかりにくい
主婦は立派な仕事であり、日々の家事は大切かつ不可欠な労働です。しかし、就職市場においては、家事はキャリアだとみなされません。そのため、専業主婦歴が長い場合、希望の仕事がなかなか見つからないケースもあります。家事や育児スキルを活かせる家事代行サービスや保育士などは、残念ながら現状は最低賃金レベルの低い収入に止まっています。
また、子どもがいる場合は余計に就職が難しいことは言うまでもありません。実家など子育てを手伝ってもらえる人的資本が確保できている場合か、専門的スキルを元々持っている場合でなければ、子育て中の就職活動は厳しいものになることが予想されます。
(4) 親権をとられる
通常、日本では9割は女性が親権を獲得しています。女性の不倫が原因の離婚であっても、ほとんどの場合、親権は女性側が持ちます。
しかし、男性が親権獲得を望み、女性側に不貞行為の過去があり、収入がゼロだ、となれば、親権をとられてしまう可能性もゼロではないのです。
主婦の不倫はハイリスク。その関係は本当にその価値がある?
主婦の不倫はハイリスクです。あなたの不倫相手は、本当にそんなリスクに値するほどの存在でしょうか? そうでないならば関係を清算するべきでしょう。
リスクをとっても彼との関係を続けたい!という場合は、バレたときに責任を引き受ける覚悟をし、なおかつバレたときのリスクを下げておき(手に職をつけるために勉強する、仕事をはじめて収入源を確保するなど)ましょう。