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2021年04月23日更新

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百五十六回目。

それでも恋がしたいんだ!/西山繭子

 

自分に誇れることがあるとしたら「健康」だった私ですが、ここ最近めまいが酷く、ふらついて壁に激突なんてこともあったので、さすがに病院で診てもらうことにしました。何はともあれ、まずは病院探し。私と同じ悩みを抱えている人は多いようで、ネットで「めまい」と入れるとすぐに「何科」という関連キーワードが出てきました。昨年、父がくも膜下出血で倒れた際に先生からこの病気の遺伝性の高さを聞いていたので、脳外科に行くべきだろうかと思っていたのですが、まずは耳鼻科のよう。そういえばめまいに苦しむ友人も三半規管がどうのと言っていたなあ。

 

近所の耳鼻科ってどこにあるのだろう。私は最寄り駅名を入れ、その次に耳鼻科と打ち込みました。すると次の瞬間、即座に「イケメン」という関連キーワードが出てきました。なぬ?イケメン?思わず眉根をひそめる私。昨今、イケメンといわれる人が本当にイケメンな確率は、43歳の私がミュージカル『アニー』でアニー役を射止めるぐらい低い。まったくもって信用ならない言葉なのです。なので私がそのキーワードになびくことはありません。イケメンでなくても良いから、まずは良い先生であることを願う、と診察予約を入れました。

 

そして当日、待合室で辻仁成さんの『十年後の恋』を読みながら「大人の恋愛、最高やんけー。やっぱりパリやでー」と作品の世界に一人酔いしれていると「西山さーん」とお呼びがかかりました。立ち上がった瞬間に襲ってくるめまいにふらつきながら、「こんにちは」と弱々しく診察室の扉を開けるとそこには先生の姿。いやー、漫画だったらお茶を吹き出していましたね。なぜなら、そこに座っていたのは正真正銘のイケメンだったから。

 

もちろんマスクをしているのですが、マスク越しでもわかるレベルなのです。東幹久の全盛期を彷彿とさせます。ここ、東十条耳鼻科ですか?みたいな。症状を話してから聴力検査などをしてもらい診断結果を伺ったのですが、如何せん、先生のイケメン度合いが面白すぎて話が頭に入ってこない!こんなに正統派のイケメンって、ここ最近じゃ俳優さんでもなかなかいないよなあと思いながら、先生の顔を眺めていました。

 

診断の結果は、予想通りメニエール病であろうとのこと。睡眠はたっぷりとっているし、毎日の筋トレ&ウォーキングは欠かさないし、食べるものにも気を遣っています。それでも43歳ですからね、色んな不具合は出てきます。ましてやこの状況。コロナ禍で無意識に身体がストレスを感じていたのかなとも思います。自分の心と身体のことだから、悲観するばかりではなくうまく付き合っていかなくてはね。前向きに、前向きに。だって、こんなにイケメンで人当たりの良い先生に出逢えたというのは、もうそれだけでツイているのだから。

 

ただ一つ心配なことといえば、先生からも薬剤師さんからも「不味いです」と言われたシロップの薬が、さほど不味いと感じないこと。そこで、もし味覚障害だったら何科に行けばいいのかしら?と調べてみました。するとその結果、行くべき病院は耳鼻科とのこと。イケメン先生とのまさかの無限ループ!やはり私はツイているのであります。


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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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