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2021年08月03日更新

未来に絶望しかありません【ひかりのお悩み相談室】

ひかりのお悩み相談室

「ひかりのお悩み相談室」では、人気書籍 “ 「大人女子」と「子供おばさん」”の筆者であるコラムニスト・ひかりさんにGrapps読者様のお悩みを答えていただきます。

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残念ながら、将来に希望を持てないという人は少なくありません。未来を恐れている人が、気づくべきことは何でしょうか。

Mさん・31歳

未来に絶望しかありません【ひかりのお悩み相談室】1

これから先、顔もたるみ、シワやシミもどんどん増えて、身体も衰えるばかりで、良いことがなにもない未来に絶望しかありません。

おばあさんになってまで生きたくないと思うのはおかしいですか?もし、子供がいれば、子供を育てるために生きなきゃいけないと思うかもしれませんが……。

母にこの気持ちを話したら、最近、母の兄が急に病死したこともあり、「お母さんも、兄のとこにいけるなら怖くないし、早く死にたいよ」と言われました。

数年ならと思うと気が楽で生きていけます。未来が恐怖でしかありません。

Mさんへの回答

31歳のMさんが、数年たったら老化してしまうから死にたいとおっしゃるのであれば、今、40代の私は、どうしたらいいのでしょうか?(苦笑)。

もちろん人生は何が起こるか分からないので、Mさんも私も、たとえ「生きたい」と思っても、数年後はどうなっているのかは分かりません。ただ、私自身は、歳をとることは悪いことではないと思っているので、生き続けたいです。

 

正直言うと、私は、「20歳の自分に戻れる」と言われても、戻りたくはありません。もちろん見た目だけなら戻りたいですが、それ以上に歳を重ね、得てきたものがあるからです。

結局、歳をとることを楽しめるかどうかは、「自分が進化することを面白がれるか」に尽きると思うのです。もちろん体はどんどん老化していくところはありますが、その代わり、知識と経験を重ね、色々なことを学ぶことで、世の中のことがより分かるようになってくるし、思考もそれなりに成熟してくるので、生きるのが楽になってきますしね。

 

結局、幸せに生きるためには、「思考を磨くこと」が重要です。思考によって、言葉と行動が変わってくるので、自分を取り巻く環境にも変化が出てくるからです。思考こそが「人生の種」であり、それが元となって実(=自分の人生)が作られるのです。

でも多くの人が、限られた人生経験の中だけで“人生において大事なこと”を学ぶのは、難しいもの。だから、良質な本を読んだり、色々な文化に触れたりして、“能動的”に自己を成長させていく必要があるのです。

 

逆に、自分を磨くことをしないで、ただただ流されるままに生きていたら、若さを失い、体力は落ち、魅力は損なっていくだけです。

だから、私から見たら、Mさんは今のうちにやったほうがいいことが色々とあるように思えるのです。それをやっていないから、今、不幸に感じているのではないでしょうか。

もっと知識を得て、視野を広げることができたら、色々な人生の選択肢を見つけることができるようになるでしょう。

 

とりあえず、Mさんは1週間に1冊」をノルマにして、良質な本を読んでみてはいかがでしょうか。おそらく30冊くらい読んだときには、随分、Мさんの思考は変わっているはずです。

例えば、今のМさんには、河合隼雄さんの『こころの処方箋』(新潮社刊)、斎藤一人さんの『変な人が書いた成功法則』(講談社刊)はオススメです。もし、楽しい物語が好きなのであれば、『アミ小さな宇宙人』(著:エンリケ・バリオス、石原彰二訳、徳間書店刊)もいいでしょう。子供だけでなく、大人も楽しめるストーリーになっていて、生きる上で大事なことを教えてくれる良書です(※ただし、今は絶版になっているので、図書館で借りるといいかもしれません)。

辛い状況であっても、その環境に隠れている幸せを見つけて生きている人が、「どんなものの考え方を持っているのか」は、学ばれたほうがいいのではないでしょうか。

 

勉強するのは、学生のときだけではないのです。むしろ、学校を卒業してから、自らのために学ぶことのほうが、人生においては大事です。学校で無理やり勉強をさせられていた人は、勉強嫌いになりがちですが、大人になって、自分が幸せになるための勉強をするのは、楽しいものですよ。

死にたくなる人は、「愛が足りない状態」 

未来に絶望しかありません【ひかりのお悩み相談室】2

基本、死にたくなる人は、「愛が足りない状態」であることも少なくありません。ただ、愛が足りないのは、「誰かから愛されていないから」ではなく、「自分が愛していないから」であることに気づいたほうがいいでしょう。

愛というのは、自分が愛することで、自分の内側から増やしていくものだからです。

 

そういう意味では、好きな人ができるだけでも、未来に希望を持てるようになる人もいますが、恋愛は相手あってのものなので、1人でどうこうできるものではないため、例えば、ペットを飼ってみるのはいいと思います。

たとえマンションでも、セキセイインコなど、ゲージの中で飼える小さな鳥であれば飼ってもいいこともありますし、“愛でる存在”がいるだけで、毎日の生活に張りが出るものです。

 

ただ、Мさんが「愛が足りない」のは、自分のことを愛せていないから、というのも大きいでしょう。そもそも自分を愛せている人は、死にたいなんて思わないですしね。

自分を愛せるようになるためには、“自分が納得できる自分”になるしかありません。だから、はじめの話につながるのですが、自分を磨いたほうがいいのです。

 

今回のご相談で、一番ひっかかったのは、Мさんがお母さんに死にたいと話したら、「お母さんも死にたい」という返事がきた、という点です。一般的な母親なら「どうしてそんなことを言うの?」と悲しむはずなのに、どうしてなのだろう?と。

子供は親の思考、価値観の影響を受けてしまうところがあるので、一旦、お母さんとは距離を空けて、自分の思考、価値観を持てるようになったほうがいいのではないか、と思います。

Мさんがより幸せになれる思考を持てるようになったら、お母さんを前向きな方向にひっぱれることもありますが、今のМさんだと、お母さんと共倒れをしてしまう恐れがあるので、まずは、自分自身を立て直したほうがいいでしょう。

ただ、それが難しい場合は、お母さんと一緒に読書を楽しまれながら、感想を話し合えるようになるのもいいかもしれません。

 

まだまだМさんには伝えたいことがありますが、とりあえずМさんが、今後、色々な本を読むことで、他にも大切なことは学べることでしょう。

幸せになりたければ、「幸せになるための思考」を持つしかありません。幸せに生きている人の「ものの考え方」を学びましょうね。

 

コラムニスト・ひかり

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この記事を書いたライター

コラムニスト。『100 の恋』(泰文堂)で小説家デビュー。夕刊フジでコラム連載をきっかけにコラムニストに。近著に電子書籍「“子供おばさん”にならない、幸せな生き方: ~自分を愛するということ~」、書籍『愛される人の境界線 -「子供おばさん」から「大人女子」に変わる方法』(KADOKAWA/中経出版)など。公式ブログ「ホンネの“子供おばさん”日記」や4コマ漫画「子供おばさんと大人女子」は20~30代の女性に人気。
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