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【女子のばんそうこう】幸福のために、女がしていて男がしていないこと。

 

前回のコラムでは、むやみに不機嫌なおじさんや、男性優位社でも幸福度が低い男たちについて触れました。前回も書いたように「この国では女の方が幸せ♪」なんて全くもって思わないけど、個人的な幸せを作り上げるのは得意かもしれない。というわけで今回は目線をぐっと身近な日常に寄せて「主に女たちがやっていて、男たちがあまりやっていないこと」は何なのか。気付いたことを挙げてみようと思います。

 

★共有と共鳴

例えばカフェ。ジムの更衣室。女だらけの場に数十分いて耳に飛び込んでくるお喋りをぼんやり聞くだけでしみじみ感じる。年齢属性問わず、女同士ってなんと多種多様な情報をすさまじいスピードでやりとりしていることか!

自分の近況、家族や友人のこと、仕事や家庭の悩み、美味しい店の話、噂話、愚痴、好きなもの嫌いなもの…。話題は無限に展開しあちこちに飛び、お互いの話は聞いていないように見えるがちゃんと聞いてる。

このお喋りは一見ただの暇つぶしに見えるけど、その実、女たちの「孤独」や「生きづらさ」を和らげる大きな基盤になってると思うのだ。状況や感情をテーブルにぶちまけ、ストレスを発散し、分かち合い、共感している。

女たちがゆるく柔らかく共有共鳴することでつないできた手と手。それは「ネットワーク」「人脈」なんて大層なもんじゃないけど、孤独をぼわーんと受け止めてくれる網(ネット)には確かになってるのだ。

 

一方、男性はどうか。親世代を見るとその差は歴然。女たちは老齢になってもご近所やら趣味仲間やらで集まり、会社という居場所を失った男は近所に友人もおらず、家にこもりがちになってたりする。シニアじゃなくてもその傾向はある。仕事が絡むトークは弾むけどそれ以外の弾はない。新たにコミュニティを作ったり、他愛ないお喋りをするのは苦手(最近の男子は趣味や地域で友人を作るのがうまい人が多いけどね)。そして自分の感情の吐露も下手、というか避ける。特に男同士ではあまり弱みをみせずに「強いオレ」でいることを心がけちゃったりする。

長いこと自分を守ってきた「仕事」「地位や肩書き」「男らしい威勢」という鎧は、最強なようでいて実は長くは着てられない。体力気力若さがなくなった時に鎧は役に立たなくなり、後には圧倒的な孤独が残ってしまう。

 

★自分をいたわること

女たちは自分自身をいたわり癒すのが結構上手だと思う。それはとても幅広く、気に入ったカフェでお茶をする、サロンで手入れをする、推しにときめくというものから、身体の違和感があったら病院に行ったりダイエットしたり…というメンテナンスまで色々。

男性はそれが下手な人が多い(ここにも「今どきの男子はそうでもないけど」という枕詞がつくけど)。遊びや余暇にすら目的や成果を求めちゃう(そうして彼女や妻に嫌がられる)。新しい場所や文化に飛び込むことに意外と臆病。自分自身の身体や健康にあまり興味がなく、ヤバいと思ってても見ないふりをする。個人的な都合よりも社会的な都合(付き合い等)を優先してしまう。素直な感情や家族との交流みたいな極私的分野よりも、プライドや立場を大事にしてしまう。だから「自分の心身の面倒を自分でみる」に慣れてない人が多い。

 

【女子のばんそうこう】幸福のために、女がしていて男がしていないこと。画像

 

こうやって主語デカめに羅列してみて改めて気づく。「男はこういうのが下手くそ」というのは別に「男はそういう生き物」ってことではない。「男子たるもの、感情を表に出すな、泣いたり弱音を吐いたりするな、小さなことにこだわるな、内向きのことにかかずるな(それは女の役目だ)、滅私せよ、己のことより社会の大目的のためにまい進せよ」という、古くて、そして強固な呪い(表向きは美学)にいまだとらわれてるってだけなのだ。

男性はそこから早く降りた方がいい。仕事が絡まないコミュニティを作ったり、お気に入りのものを増やしたり、自分の身体をメンテナンスしたり、ささやかで内向きなことにがっつり向き合った方がいい。「最近の若い男は…ったく」とか思ってるなら、彼らのライフスタイルの中にもヒントがあるはず。変化してゆかないと、孤独と頑固がどんどん育ってしまう。

 

そして崩れかけた「男子たるもの」の裏っかわをいまだ勝手に背負わせられてる女たちのことにも目を向けてみて欲しい。

女たちはいい加減「強制ケア要員」「無償ホステス」から卒業したいのだ。さらに「女を獲得し意のままにできることが男としての勝利」みたいな基盤がいまだインストールされっぱなしの人。女は男のご褒美や慰安用生物じゃないのでとっととアンインストールして欲しい。その基盤のせいで「俺が女を獲得できないのは不幸」→「俺が不幸なのに女たちはチャラチャラしやがって」ってなる危険があるから。その理由で女を襲ったり殺したりする人のニュースよく見るでしょ。あれは決して異常な人の事件ではなく、「男ひとりでは幸せを作れない」問題と地続きなのだと思う。

 

もちろんすべてを個人の問題に落とすつもりはない。古くさい社会のシステムをこのまま継承してはダメで、必ず変えないといけないと思う。そうじゃないと男女共に生きづらさは解決されない。だからその前段として、これまで通りのやり方でもらえてた幸せを口を開けて待つのはやめて、誰かと比べるのもやめて、まずは「テメーで勝手に幸せになれる」クセをつけておこうよ。

 

 

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この記事を書いたライター

広告会社コピーライターからなぜかダンサーに転身、その後IT企業でライター&クリエイティブディレクターとして勤務。共同購入「ギャザリング」やブランド買い取り「ブランディア」の名づけ親。2000年から「広野ゆうな」のペンネームでメルマガやブログを書き続け、ごく一部でコアな人気を博す。現在はフリーでライティング、ネーミング、コピー、コラム、振付など手がける。Blog: 「フーテンひぐらし」 Twitter: @HironoYuna
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