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2021年12月17日更新

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第百七十三回目。

それでも恋がしたいんだ!/西山繭子

 

今年も残すところ僅かです。30代後半あたりから一年が過ぎゆくのが本当に早くなり、今年の大晦日のすぐ後ろに来年の大晦日がスタンバイしているのが見えるほど。

 

もう決まり文句のようになりましたが、今年も恋どころかデートすらしていない。男性と2人で会うことはありましたが、私からするとデートではない。数ヵ月前、一緒に呑んだ相手が帰り際に「今日は楽しかった。またデートしようね」と言ってきたので「え!?これ、デートだったの?」と答えました。すると「繭子のそういうところが可愛くないんだよなあ。思っていても言っちゃダメだよ」とのこと。ああ、思っていることを全部口にすることで、これまでどれだけ失敗をしてきたか。いまだ学習していない私です。

 

この歳になると抱負なんてどうでも良くなりますが、2022年はそこだけ気をつけてみようかなと思います。そしたらティモシー・シャラメと付き合えるかもしれないし。

暗い店だとメニューの文字が読みづらくなった今日この頃ですが、好奇心を忘れずに若々しい気持ちを保ちたいものです。

 

若さを保つには若さのなかに身を置いてみようということで、先日KingGnuのLIVEに行って来ました。ここのコラムで玉置浩二さん、斉藤和義さんのLIVEの話を書きましたが、今年はもう一つ、布施明さんのショーにも行きました。LIVEではなくショーという言葉がしっくりきます。

 

圧倒的な歌唱力。本当にすごかったです。そして会場の年齢層の高さもすごかったです。隣に座っていらした年配のご夫婦がコロナ感染拡大予防対策のための連絡先を記入しながら「ここでクラスターが発生したら全員死ぬな」と話していました。一方KingGnuのLIVEではそんなことを考えている客はまったくおらず、若い熱気が渦巻いておりました。こんなことを言うとファンの方に怒られそうですが、私は彼らの曲を聴いたことがありませんでした。ならばどうして。

 

実は私の姉が大ファンなのであります。昨年も『ヌーミレパーク』という彼らの展覧会に連れて行かれ、はしゃぐ姉を眺めていたのですが、大好きな姉が大好きな人たちなのだから、せっかくなので一度はLIVEにも足を運んでみようということになりました。姉と二人でLIVEに行くのは実に30年ぶり。1991年に東京ドームで観たニューキッズオンザブロック以来です。会場にいた半分ぐらいは生まれていないのでは。

 

この一ヵ月というもの、姉に「何事も予習が大切だから」とKingGnuのCDを渡されて(このCDの貸し借りがとてもおばさん的)、早朝のウォーキングの際にひたすら聴いていました。はじめは「何だかガチャガチャピコピコしていてよくわからないなあ」と思っていたのですが、繰り返し聴いていると好きな曲も増えてきて、今では口ずさんでしまうほど。ただ聴けば聴くほど『その歌詞に描かれているような切なさを味わうことがもう二度とないんだろうなと思うと切ない』という思考回路になります。

 

一方、姉は隣で「いやー、最高だ!」「今日も井口の声の伸びがイイ!」と双眼鏡を覗き込みながら、とても幸せそう。中学2年になる長男の成績が悪いことや、次男がごはんが大好きすぎて太り気味なことや、三男がニホントカゲの世話を全然しないことにいつも気を揉んでいる姉が、とても幸せそう。やはり好奇心や夢中になれるものって本当に大切。2022年は何に夢中になれるかな。今から楽しみであります。今年もコラムを読んでいただきありがとうございました!良いお年をお迎えください!

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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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