浮気しない男性の見極め方について、キルケゴール<心理学>をもとにお話ししたいと思います。科学の心理学(いま、多くの人がそれについて何らかを知っている、あの心理学)が生まれる前に、深い人間洞察にもとづく<心理学>をあらわしたのがキルケゴールという人です。デンマーク人です。
彼は浮気しない男性の見極め方についてなんと言っているのか?
さっそく見ていきましょう。
永遠と向き合っている人は浮気をしない
キルケゴール<心理学>は、永遠と向き合っている人は浮気しないと言っています。
キルケゴール<心理学>がいう永遠とは、生死に関する問いで、かつ答えが出ない難問であり、かつ他人にその問題を抱えていることを知られたくない問題のことです。
たとえば、親子の関係がよくないおうちの子が「なぜ私はこの親から生まれてきたのだろう(こんな家に毎日帰るくらいなら死んだ方がマシではないか)」と思うといったような「誰にも知られたくない」「難問」。これが永遠です。
永遠と真っ向から取り組む人は浮気しようという発想が生まれません。「精神」として生きているからです。
しかし大多数の人は、その永遠問題をうまく隠します。だから浮気します。
永遠問題を隠すところから生まれるのが浮気
なぜ隠すのかといえば、永遠問題とまともにかかわると「まともに」生きていけなくなると誰もが知っているからです。
「なぜ私は生まれてきたのだろう」こんなことを思いながら毎日暗い顔をしていると、友だちができない。異性にモテない。だから永遠問題を隠し、努めて明るくふるまう。たいていの人がそのように生きているはずです。
永遠問題を隠すと最後、いろんな問題が噴出してきます。その1つが浮気です。
むろん、性欲の強さも浮気とおおいに関係がありますが、性欲についてもキルケゴール<心理学>はちゃんと(暗に?)言及しています。すなわち、快不快を基準に生きる人は浮気する、と――。
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