あまり世間では言われていないことですが、男を見る目を養おうと思えば、人を見る目を養えばよく、それはつまり「自分を見る目」を養うことを意味します。
今回はそのことについてお話したいと思います。
男に騙されがちな人とは・・・
男に騙されがちな人とは、たとえば、「なんか寂しいから彼氏がほしい」と思っている人です。いつもきれいな格好をしており、隙のないメイクをしているあの「完璧な」女子が男に騙された?というのは、その女性の外見ではなく、内面に、そこはかとなく「なんか寂しい」という気持ちがはびこっているからです。
私たちはふつう、「なんか寂しい」という気持ちを隠そうとします。「あの子、寂しそうな子」と思われるのが恥ずかしいから、だから隠そうとします。だから「外見に隙のないあの子が男に騙されたってウソでしょ?」と、こうなります。彼女の心は、じつは寒風が吹き荒れるほどすさんでいるのです。そして彼女は、それを隠すだけの「技」を持っていたのです。
「なんか寂しい」人の特徴
つねに「なんか寂しい」という気持ちを抱いている人の特徴は、「自分のことを知らない」です。
自分がどうして「なんか寂しい」とつねに感じるのか、その理由がわからないのです。その理由をたとえば「親との関係」に求めたところで、それが具体的になんなのかがわからないのです。あるいはその原因を仕事に求めたところで、では具体的にどうすれば状況が好転し、なんか寂しいとの思いを抱かずに済むのかがわからないのです。ようするに自分がわからないのです。
たいていの人は、漠然とした生きがいのなさや生きづらさを、それ以上言語化できません。せいぜいできて「なんか寂しい」とか「なんか生きている心地がしない」とか「なぜみんな楽しそうに暮らしているのだろう」という思いを抱くくらいです。その「思い」や、その先のことを言葉にできません。
その状態がすなわち、自分で自分のことがわからない状態です。
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