セカンドパートナーを求める男の気持ちは1つで「別の人生にあこがれている」です。
どういうことなのか、以下に解説しましょう。
「そういう行為」をしたいだけではない
セカンドパートナー、すなわち浮気相手や不倫相手を求める男は、なにも「そういう行為」がしたいだけ、ではありません。もちろん彼は性欲をもっていますから「そういうこと」をしたいと思っています。しかし、じつはそれ以上に「そうであったかもしれない別の人生」にあこがれているのです。言い方をかえるなら「これまで実現不可能だった人生」を「生き直したい」のです。
それは具体的には「モテる俺」という「別の人生」のことです。
たいていの男はこれまでモテてきませんでした。ごく一部、モテる男がいますが、そういう男を横目で見ながら「俺もモテたい」と彼はずっと渇望してきました。
なぜなら、男にとって異性にモテるとは、「自分に自信を持てる」とイコールだからです。
彼女は彼のセカンドパートナー
男は筋トレをすれば自分に自信が持てる?仕事に励むと自信が持てる?いずれも間違いではありませんが、異性にモテることに比べたら「ヘのカッパ」みたいなものです。みずからコントロールできない性欲を「相手がすすんで」満たしてくれる状態。温かくてやわらかいものにつねに包まれている状態。そういう状態になってこそ、男は自分に対するそこはかとない自信を抱くのです。だから彼はモテたいとずっと渇望してきたのです。
その「モテ」が実現したのは「結婚したとき」であり「ひとりの彼女ができたとき」です。そのとき彼は狂喜乱舞しました。
しかし、それはつかの間の喜悦です。その後延々と続く人生において、彼はふたたび「モテない自分」を意識せざるをえません。実際に奥さん(や彼女)以外の女性からはモテないわけだから。
しかしある日、彼の前にひとりの女性が現れます。彼は「いけそう」な気がします。頑張ってアクセルを踏み続けると彼女が「YES」と言ってくれ、その結果「モテ」が実現するように思います。そだから実際に彼はそうして、彼女は彼のセカンドパートナーになります。
そのとき、彼が思い描く「もう1つの別の人生」すなわち「モテる俺を地で生きる人生」が完成したのです。
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