間違った内容を否定しなかった彼
離婚してから20年、彼は1日たりとも娘のことを忘れることはありませんでした。
娘から会いたいと言ってくれて夢のように感じていましたが、その反面、理由が気になっていました。
そして再会当日、会う約束をしていた店には見違えるように美しく成長した娘の姿が。
喜ぶ彼に対し、なぜだか憎悪に満ちた眼差しでこちらを睨みつける娘。
予想外の反応を不思議に思っていると、娘は彼に次々と嫌味を吐露しました。
その内容というのが、彼が家族を捨てたとか養育費を放棄したとか、でたらめばかり。
娘の口から出た言葉に驚きますが、彼は否定もできずにいました。
イラスト:モナ・リザの戯言
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