披露宴終了後
話が違うと激怒する娘
彼が否定できなかったのには理由がありました。
不意を突かれて頭が真っ白になったこともありますが、1番は別れた理由が自分にあると思い罪悪感が拭いきれなかったからです。
もちろん嘘を吹き込んだ前妻への怒りもあります。
しかし言われて育った娘に悪気はなく、せっかくの門出を自分がややこしくするのも申し訳ないと考えていました。
結婚費用に関してもこの件とは関係なく出してあげたいと思い、娘の要求を受け入れることに。
その代わり娘の晴れ姿が見たいと言うと「誰にも気づかれないように」という条件でこっそり披露宴を見せてもらうこととなりました。
新郎の誠実そうな雰囲気と娘の幸せそうな姿を見て安堵した彼は、どうしても娘に直接おめでとうとだけ伝えたいと思います。
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