夫婦のセックスレスはいくつかの要因が蓄積されることで起こる問題で、しかもその要因は生活習慣の中にあります。最も、普段からスキンシップやコミュニケーションが少ないなどの生活習慣ならその時に危険視できるでしょうが、一見何でもない生活習慣がセックスレスの要因になることも稀ではありません。
例え何の問題もないように思える習慣でも、まるで進行する病魔のようにじわじわとセックスレスに陥れてしまうのです。
夫が萎えやすくなる生活習慣
生活習慣とは、文字どおり毎日の生活の習慣です。ですから、仮にその中に夫が萎える要素があれば、夫は毎日萎えた状態になるためやがてセックスレスに陥ります。さて、セックスレスの夫婦において夫が萎える意見としては一般的に「妻のスタイルが崩れた」や「出産によって妻が女性ではなく母としての姿が強くなった」などが挙がりますが、そうではなく普段の生活習慣の繰り返しによって萎えてしまうこともあります。
(1) 毎日一緒に入浴する
夫婦で入浴すればスキンシップやコミュニケーションにおいて確実にプラス効果をもたらします。しかしそれが毎日となるとセックスレスの要因とも言える問題が起こります。それはお互いの裸を見慣れてしまうことです。
裸を見慣れてしまえばそれに興奮できなくなり、興奮できなくなることでセックスしたい気持ちが薄れてしまい、徐々にセックスの頻度が減っていってしまうのです。
<対処方法>
夫婦で一緒に入浴すること自体は悪くなく、問題なのはその頻度です。例えばセックスする日だけ一緒に入浴するなど、毎日ではなく適度なペースにすれば良いでしょう。
(2) 早い時間に入浴して遅く寝る
早い時間に入浴して遅く寝ると、入浴から寝るまでの時間が相当あきますから、それまでの間に汗もかけばトイレにも行くでしょう。そうすると、寝る前のセックスにおいてお互いの身体が完全に清潔とは言い難い状態で開始しなければなりません。
結婚当初は性欲が勝って気にならないかもしれませんが、セックスに慣れると気になるようになってしまい、衛生的な理由でセックスしたくなくなってしまう可能性があります。
<対処方法>
入浴直後にセックスする状況を作れるならそれで解決しますし、それが無理ならセックス前に改めてシャワーを浴びる習慣を作ってください。
夫がセックスに興味なくなる生活習慣
夫婦のセックスに欠かせないものは愛情ですが、セックスしたくなる気持ちにおいて欠かせないものはそれ以上に性欲です。ですからいくら愛情が確かでも、夫に性欲がなければ現実としてセックスレスになってしまいます。
さて、夫に性欲がないと嘆く妻は少なくないですが、本当にそうでしょうか?…実際には夫は充分な性欲があるのかもしれません。そしてその性欲が生活習慣によって解消されてしまっているのかもしれませんよ。
(1) 夫より妻が早く寝る
夫より妻が早く寝れば、そこに夫一人の時間が生まれます。そうすると、夫はその時間を利用してオナニーできてしまいます。オナニーで射精すれば性欲は解消されますが、妻が早く寝ることは夫にその機会をみすみす与えるようなものなのです。
好みの女優で好みのプレイをするエロ動画…そんなオカズがあれば、夫はそれを満喫してオナニーするようになり、適度に性欲が解消されることでセックスへの興味が薄れます。
<対処方法>
この場合は夫婦一緒のタイミングで寝るのが確実です。それでも夫は機会を作ってオナニーするでしょうが、妻が寝ていない状態では焦りもあり、オカズも満喫できないため完全な性欲解消とはいかなくなります。
(2) セックスの誘いを連続して断る
夫が妻をセックスに誘った時、妻の体調や気分次第でそれを断ることはあるでしょう。セックスに強制は厳禁ですし、その場合は夫も日を改めて再び妻をセックスに誘います。しかし、妻の断りが立て続けになると夫はめげて「もういいや…」と諦めてしまいます。
そうすると夫の妻に対する性欲は失せてしまいますし、例え性欲があっても断られることを確信してオナニーで解消するようになり、セックスレスに陥ってしまいます。
<対処方法>
これは夫婦どちらにも言えることですが、「自分がセックスしたい時だけする」という考えは捨てましょう。毎回とは言いません。時には相手がしたいと思っている時にもする…その心掛けと生活習慣で防げる問題です。
まとめ
セックスレスになりやすい夫婦の生活習慣は、一見何の問題もない生活習慣がそれにつながるケースが多々あります。ですから、「コミュニケーションをとっていれば良い」、「現時点でセックスを楽しんでいるから今後も心配ない」などと簡単に考えていると、将来セックスレスに陥ってしまうかもしれません。
生活習慣の中で夫が萎える、もしくは性欲を解消する手段が豊富にあると、それがセックスレスの要因になってしまいます。