夫の母親である義母との付き合い方の良し悪しが結婚生活を左右すると言っても過言ではありません。自身が心穏やかに暮らすためにも義母との付き合い方や上手なあしらい方について学びましょう。
露骨な拒絶は良くない
夫の親族とは言え、自分自身から見れば義母は他人です。自分の親と同様に気兼ね無く接することができる相手とは言えないので、ある程度の苦手意識を持ってしまうのは決して否定されるものではありません。相性が合わないケースもあるので無理やり仲良くする必要はありませんが、露骨に嫌って一切の関係を断つのも良くありません。
夫にとっては自分の親を拒絶される形になるので、やんわりと遠回しに苦手な相手であることをアピールするのが効果的と言えます。仲が良いことに越したことはありませんが、馴れ馴れしく接するのも大人として相応しくない態度と見られてしまうので避けましょう。
干渉を避けるには夫を味方に
義母が夫婦の暮らしに干渉するケースは少なくありません。自分の息子のことが気がかりなのが親心ですが、その一方で未だに子供扱いしているとも言えます。過剰な干渉を避けるには何よりも夫を味方にすることが重要になります。
成人の男女が一緒になる夫婦関係に親が口出しするのは良くないと夫に理解してもらうことで効果的な盾になってもらうことができるのです。実の親子関係にある夫の言葉には強い説得力があるので、義母の過剰な干渉を食い止めるのは難しくありません。
ある程度の妥協を受け入れる
結婚してから一度も接触をしないのも考えものです。結婚は夫婦ふたりの間の事柄ですが、その後の生活はどうしても双方の親族と関わることになります。義母が顔を見せるように求めてくるのも家族ぐるみの付き合いが前提であると考えれば自然な要求です。一切の接触を断つのではなく、ある程度は関わりを持つのも円満な夫婦生活を営むための心得と言えます。
譲れない部分まで相手に合わせる必要はありませんが、妥協できる所は自分から譲歩することも人間関係を良好に保つ工夫のひとつです。自分の要求が通ったことに満足して、それ以上は深く干渉しなくなる可能性もあります。拒絶の意思を強く示すよりも軽く妥協してあしらう方が無用な諍いを避けるのに効果的です。
結婚した以上、夫の親族との関わりは避けることができません。特に夫の義母とのやり取りは、女性同士で妻と母という関係から衝突しがちですが、露骨に拒絶すると夫婦関係にもひびが入るおそれがあります。
自身の尊厳を保ちながら義母の気持ちを満足させる上手なあしらい方を学習することが円満な暮らしを営む秘訣です。