「セックスレスの夫婦=不仲」とは限らず、セックスレスでも仲の良い夫婦は実際にたくさんいるでしょう。そもそも、全ての夫婦に共通のルールなど存在せず、ルールはそれぞれの夫婦で異なります。
ですから、セックスレスでもお互いそれに同意しているなら全く問題ない…と思うかもしれません。確かに、本当に問題ない可能性もゼロではないですが、一方で問題がある可能性もあることを知っておくことも大切です。
<目次>
本音を言い合えない問題
夫婦とは言え、中には本音を言えない夫婦もいます。あなたは夫に対して本音を言えるでしょうか。
実は愛情ある夫婦でも、愛情があるゆえにそこに気遣いが生まれて、本音を言えないというケースは稀ではありません。その気遣いでセックスレスのために問題がおきていることに気がついていない場合もあります。
(1) 本当は夫が不満に思っている可能性
「セックスレスだけど仲良し」…それは何を根拠に言えることでしょうか。大抵はセックスレスながらも夫婦に会話があり、お互い楽しく生活していることを根拠としていることが多いでしょう。
しかし、いくらお互い信頼し合っている夫婦でもお互いの本音までは分かりません。もしかすると、夫はセックスレスに対して本当は不満に思っていて、妻への気遣いからそれが言えないのかもしれません。
(2) 夫が浮気している可能性
セックスレスに夫が不満を持っていないのは、普段どこかでセックスしているからかもしれません。つまり浮気をしているのです。いくら本音を言い合える夫婦でも浮気している事実を言えるはずありません。
本来、セックスレスになると妻は夫の浮気を疑いますが、夫婦仲が良いことで浮気を疑わず、そのため夫は密かに浮気を続けているという可能性もあるでしょう。一見良好な関係でも水面下では夫の気持ちが薄れていることも考えられるのです。
セックスしたいと思った時に起こる問題
現状セックスレスでも、時が経てばセックスしたいと思うようになるかもしれません。それならそれでその時にセックスに誘えば良いと思うかもしれませんが、実際にはそれが難しいのです。
セックスレスはセックスしたい時にすぐに解消できるものではありません。将来はセックスレスを解消したいと考えているなら現時点で対処する必要があります。セックスレス問題は、時間が経つほど解決が難しくなるのです。
(1) 「セックスしたい」と言いづらくなる
体調不良で会社を休んだ時、長く休むほど会社に行きづらく思ってしまいますよね。それは人間として当然の心理、そしてこの心理はセックスレスにおいても言えることです。
セックスレスの期間が長引けば、その分だけセックスしたい時にそれを言いづらくなります。極端な話、一週間セックスしていない夫婦がセックスに誘い合うのは容易でも、一年間セックスしていない夫婦だと心理的に誘いづらくなってしまうのです。
(2) セックスレスの期間を後悔する
セックスをするには体力が必要ですが、その体力は年齢とともに低下していきます。また、女性は年齢を重ねると肌やスタイルも気になるようになります。男性も女性もセックスに対しては若い頃の方が自信を持てるでしょう。
仮に30代の時にセックスレスになったとして、40代で再びセックスするようになったとしても、若くて体力も自信もある時にもっとセックスを楽しんでおくべきだったと後悔するかもしれません。
セックスレスでも仲の良い夫婦…しかし仲が良い夫婦でも、お互いの本音までは分かりません。もしかすると夫が不満に思っている、もしくは夫が浮気している可能性も否定できないでしょう。
また、いずれセックスしたいと思った時でも言いだしづらく、またセックスレスの期間を後悔するかもしれません。現状セックスレスの夫婦は、たとえ仲が良くてもこれらの問題が起こる可能性に危機感を持っておくべきです。