マタニティエクササイズは、妊婦の「体重管理」のためと思われがちですが、それ以上に「体調管理」に効果的です。
妊娠することで急激にお腹が大きくなります。
赤ちゃんが育つにつれて、出産に向けて骨格や、ホルモンバランスも変化していきます。それほど体重が増えていなくても、身体に負担を感じるものなのです。
妊娠は、病気ではありませんが、普通の身体ではありません。
今回は、お腹が大きくなってくる事で、脚の付け根が圧迫されて血流が悪くなるため足がつりやすくなるという妊娠中の問題を解消するためのヨガポーズの紹介です。


脚の後面全体(足首・ふくらはぎ・太ももの後側)を良く伸ばす事ができるポーズです。
まず、正座になり、両膝を少し開きます。この時、おしりの下の両足の指先は、重ねないようにしておいてください。
そこから両手を前に伸ばしていき、膝をたてて四つんばいの姿勢になります。
両手・両膝の幅は肩幅にし、両足指を立てて安定させます。
息をすいながら両手で地面を押し、ゆっくりと腰を持ち上げ膝を伸ばしていく事でおしりを天井につきあげていきます。
吐きながら両足の踵を地面につけるよう近づけていきます。
両手で地面を押して胸を張るよう意識すると、頭は伸ばした肘の間に埋まっていきます。
両膝は伸ばし、踵を地面に近づけようとすることで膝の後面の伸びを感じて下さい。
ストレッチを感じながら5~7回深い呼吸をつづけます。
ポーズを解く時は、両膝を地面につき、四つんばいになってから正座にもどります。
ドッグポーズのまま、片足ずつ足ふみをするように踵を地面に近づける方法でも、ストレッチができます。よく伸び感を感じられる方法で、脚全体の血行を改善しましょう。
妊娠中の「体調管理」が、気持ちよく過ごす「胎教」に関係してきます。
是非、少しずつ取り組んでみて下さい。